本堂絢奈役 原菜乃華さん
今回のドラマへの出演のお話がきたときの率直な感想は?
オーディションだったんですけれど、オーディション原稿をもらった時からすごく“この役をやりたい”っていう気持ちが強かったので、決まった時は純粋にうれしかったです。前作『黒井戸殺し』を拝見していて、独特の世界観がすごく好きで、今回自分がそこに入ることができるんだなと撮影前からとても楽しみにしていました。
台本を読まれての感想。
いろいろ想像しながら読んでいたのですが、おもしろくて一気に読んでしまいました。でも全然ストーリーの展開が読めなくて、全員最後まであやしくて。一方で、容疑者役がはじめてですので、すごくワクワクしながら読んでいました。
今回の役を演じるにあたって気をつけた点などは?
絢奈はあまり感情を表にださないので、感情をどこまで見せるのかというのは事前に監督にご相談して、リハ―サルの時間もとってくださって。あの濃いキャラクターの皆さんの中で、どのくらいの怪しさがいいのか?一方で、絢奈の子どもらしいあどけなさもきちんと出したかったので、そのあんばいが本当に難しかったです。
実際に演じられての感想。
なんといっても容疑者役ははじめてですので、とても楽しかったですし、キャストの皆さんのお芝居をまぢかで見られたのはすごく幸せで、とても勉強になりました。
撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
設定はすごくぴりぴりした雰囲気の家族なんですけれど、カットがかかると、山本さんを中心にとてもアットホームな家族になっていました。地方ロケでもご当地の食べ物の話で盛り上がったり。皆さんすてきな方ばかりで、撮影は楽しかったです。松坂さんとは、『おもいでぽろぽろ』(2020年NHK)という作品で、ご一緒させていただいたのですがその時は一緒のシーンがなかったので、今回ご一緒できてとてもうれしかったです。
最後に視聴者の皆様へメッセージをお願いします。
脚本がすごくおもしろいのはもちろんですが、昭和30年の頃の車、衣装、小道具がとても細かく作り込まれていておしゃれなんです。その昭和30年の世界観も一緒に楽しんでいただけたらと思います。