死との約束

インタビュー

十文字幸太役 坪倉由幸さん(我が家)

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今回の出演のお話が来た時の感想は?

本当に率直に、びっくりしました。他のキャストの皆さんのお名前もうかがって、こんな豪華な方々の中に僕でいいのかな?というのが正直な感想です。映画『記憶にございません』で、ジャルジャルの後藤淳平君が出ていたり、芸人さんがたまに三谷作品に出られているとは思っていましたが、僕にオファーがくるとは思っていなかったので、驚きました。三谷さんの期待に応えられるのかどうか、すごく不安もありました。

今回の役を演じるにあたって気をつけたことなどはありますか?

芸人・坪倉として今まで経験のない、“色気”みたいなものをちょっと出せたらいいなと思いました。今回の役は、ユニークな部分もあるし、それでいて情けないところもあるし。素ではなくてお芝居でちゃんとユニークさを出せるか、意識しました。

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今回の役を実際に演じてみての感想。

僕、他の作品でもそうなのですが、モニターチェックって恥ずかしくてできないんですよ(笑)。お笑いの場合は、お客さんが笑えばいいっていう基本的なルールですから、モニターチェックをすることがないので。ですから自分の中では、監督がOKだったらそれでいいと思っています。最終的に全部仕上がってみないとわからないんですけれど。最初はちょっとミステリアスな感じもあるのですが、最終的に面倒くさいやつだけれど憎めない、人間らしい情けないところが見えていればいいなと思います。萬斎さんとは、がっつりお芝居させていただくシーンもあったのですが、すごく優しい目なんですけれど目力があるというか。笑いながらも(役柄なんでしょうけれど)目は笑っていないお芝居というか。やっぱりすごいなと思いました。淡々と聞きながらも、目は“お前のことはわかっているぞ”的な。目のお芝居まで、役作りが違うと思いました。

最後に視聴者の皆様へメッセージをお願いします。

今までやったことのない役柄なので、是非違った僕を見ていただきたいなというのと、景色や豪華なセット、そして昭和の時代の昔ながらの良さもありますので、楽しんで見ていただけたらと思います。