数々の有力選手を指導する長光歌子先生が
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歌子の部屋

番外編

世界選手権ディレクターインタビュー

3月24日~28日まで、スウェーデン・ストックホルムで開催された世界フィギュアスケート選手権。コロナ禍により前年のカナダ・モントリオール大会が中止となり、今大会は「バブル」開催となりました。
選手にとっても放送する側にとっても異例の大会を現地で体感した、岡ディレクターにインタビューを行い歌子先生よりコメントを頂きました。

2021.5.31

岡ディレクター

■岡ディレクター

はじめに

 様々な人の努力によって開催されたコロナ禍の中での世界選手権。フジテレビはどのような考えで番組をつくり放送を行ったのか、少しでも伝わればと思います。

スケートの放送について

■フジテレビのスケートチームについて教えてください―

 フジテレビスケート班での仕事は大きく二つに分けられます。
 一つは練習や大会でのインタビュー、密着などを行う取材。もう一つは、大会の際にテレビで放送する映像を作る中継です。
 僕はスケート班に来るまでプロ野球の取材を担当していたので、中継に携わってまだ1年半。先輩方の元で日々勉強しています。

■中継の仕事について教えてください―

 中継には「全日本選手権」のような国内大会と「世界選手権」のような国際大会があります。
 国内大会は放送する映像の全てをスケート班で制作しますが、国際大会は開催国のテレビ局が作る"国際映像"と呼ばれる中継に自分達の作った映像を組み合わせて放送するという違いがあります。

■岡さんの仕事について―

 僕はディレクターの1人として、番組の流れを決めたり現地で中継カメラの切り替えなどをしています。
 全選手の演技資料を元にカメラマンと打ち合わせを行うのですが、2020年の全日本選手権は演技初披露となる選手も多かったため、担当した先輩ディレクターは当日の公式練習を元に急ピッチでカメラの割り振りを決めていました。

カメラ割

全日本選手権でのカメラ割の例

長光歌子(ながみつ うたこ)
長光歌子(ながみつ うたこ)