数々の有力選手を指導する長光歌子先生が
フィギュアスケート界を楽しく語ります!
歌子の部屋
番外編
壷井達也選手インタビュー
2002年12月17日生まれ。3歳の頃からスケートを始める。2018年には全日本中学選手権と全日本ジュニアフィギュアスケート選手権で優勝した壷井達也選手にインタビューをしました。(インタビュー日:2020年8月8日)
2020.8.18
■壷井達也選手/直筆サイン。次ページ以降もご本人提供の写真を掲載しています。
はじめに
いつも応援ありがとうございます。
新型コロナウイルスの影響で、世界中がこれまでに経験したことのない大変な状況ですが、その中でもできることを精一杯やっていきたいと思っています。
皆さん、一緒に頑張りましょう。
フィギュアスケートに関するインタビュー
■3歳の頃からスケートを始めたそうですが、思い出などはありますか―
姉の影響でスケートを始めました。その当時のことはあまり記憶になく、物心ついたときには氷上で滑っていたという感じです。
リンクでは姉弟で来ている同じような境遇の友達と氷上で過ごしたり、一緒に食事をしたりしてリンクで過ごしていたと思います。
■海外の大会での思い出などはありますか―
ルクセンブルクの大会に出場した際、帰国する日に寝過ごしてしまいました…。集合時間に僕と同室の先輩2人がホテルのロビーに来ないのでコーチが部屋を見に来た時、2人ともまだベッドの中だったんです…。「急ぎなさい!!」と言われて、猛ダッシュで支度をしました。忘れ物もちらほらあり、後で母に怒られました…。
■マイペースとの自己評価ですがどのような部分でしょうか―
「マイペース」というと聞こえは良いかもしれないですが、言い換えると「自分中心」とも取れるかなと思います。自分の考えで動きたい気持ちが強すぎて、周りの人に合わせてもらっている部分もあるのではないかと思います。自分の意志を尊重してもらえている事に感謝しないといけないですね。
■普段はどのようなスケジュールで生活していますか―
中学生までは、平日はほぼ名古屋市にある邦和スポーツランドのリンクで練習をしていました。自宅が岡崎市なので、名古屋市で朝練→岡崎市の学校→名古屋市で夜練と、移動がとても大変でした。
高校生になってからは、豊田市の中京大学のリンクで練習することが多くなりました。名古屋市にある学校の帰り道に寄る事ができるので、移動の面で負担が減りありがたく思っています。
■普段どんなトレーニングメニューをこなしていますか―
普段は上半身を鍛えるトレーニングと、スクワット、陸上ジャンプなどを行っています。また、怪我をしないためにストレッチを入念に行っています。氷上練習前にはランニングや陸上ジャンプなども取り入れ、身体が動く状態になってから氷上練習をするようにしています。
■食事について気をつけていることはありますか―
食事については母に任せています。食べ物の好き嫌いはあまりないので、栄養バランスの良い食事がとれていると思います。身体の回復や成長に良いとされているので、練習後はできるだけ早く食事をとるようにしています。
また、祖母が家庭菜園をやっているので、採れたてたての野菜をよく食べます。
■演技や練習中一番気持ちいいのはどんな時ですか―
大会でジャンプが決まって拍手や歓声が起こった時や、練習で新しいジャンプが初めて跳べた時です。長い間練習してきたものが初めてできた時は、とても幸せな気分になります。
- 長光歌子(ながみつ うたこ)