数々の有力選手を指導する長光歌子先生が
フィギュアスケート界を楽しく語ります!

歌子の部屋

vol.21

対談企画 ゲスト:平井絵己先生

マリオン・デ ラ アソンション選手と共に5月に引退、これからは若手の育成を目指す平井絵己さんにお話を伺いました。

今後について

長光歌子先生

引退されて今後はどうされていく予定ですか?

マリオンは今フランスの方でコーチをやっていて、私もフランスで小さい子供たちを教えているのですが、私はアイスダンスのコーチとしてフランスで勉強していきたいと思っています。あとはマリオンも日本につながりが出来たので、2人で日本とフランスでやっていければと思っています。ショーも出させていただけるのであればやっていきたいですね。

日本でもアイスダンスがもっと盛り上がっていくといいですね。

本当にそれを願っています。日本ではアイスダンスを練習できる環境が少ないので、若い選手たちも続けていくことが難しいと思います。リンクもそうですがコーチも少ないので、環境が整ってくればもっと増えていくのかなと思いますね。

これから絵己ちゃんにもコーチになってもらって盛り上げていってもらいたいです!

はい。私は昔からコーチになりたいと思っていたので、アイスダンスをもっと盛り上げていけるように将来的には日本でコーチをやっていきたいという想いがあります。

国際試合を経験している絵己ちゃんにはその経験や技術を是非若い選手たちにも伝えていってほしいです。私達ではアイスダンスの組み方ひとつ教えることができないので(笑)。海外ではアイスダンスを教えるシステム化が出来上がっていますよね。日本でもそういう環境が整っていくといいですね。今、アイスダンスの練習は早朝だとか深夜だとか、中々時間が取れない状況ですよね。

人数が少ないと貸し切りも難しくなりますしね。

これからアイスダンスを始める選手たちに

これからフィギュアスケートやアイスダンスを始めたいと思っている選手たちに一言メッセージをお願いします。

私はフィギュアスケートを始めて、シングルもアイスダンスも経験させてもらって、どちらも違う魅力があったので、どちらも出来て幸せだったと思います。また、好きなまま辞めることができたのは本当に良かったと思います。だから、スケートをやっている選手たち全員にスケートを好きでいてほしいですね。その中でアイスダンスはシングルに比べればメジャーではないですけれど、アイスダンスにはアイスダンスの魅力がたくさんあるんです。だから選手たちにはアイスダンスという選択肢もあるということも考えてもらえたらうれしいです。今まで21年間の競技生活があって、その中で色々な経験をさせていただいて、色々なことを学ぶこともできました。その経験が生かせるように次につなげて行ければと思います。

今日は本当にありがとうございました

長光歌子先生と平井絵己先生
長光歌子(ながみつ うたこ)
長光歌子(ながみつ うたこ)