不機嫌なジーン
-ストーリー-

第1話(1月17日放送)

ロンドンの街を走るタクシー。後部座席に乗り、携帯電話で話しているのは蒼井仁子(竹内結子)、28歳。電話を終えた仁子は、ニュースを聞きたいと運転手にラジオをつけるよう頼む。と、流れてきたのは“A LOVER'S CONCERT”。曲を聞きながら微笑む仁子。しかし、その笑顔はやがて…。

-5年前-
とある喫茶店。仁子が本を読んでいると、背後の席でカップルがもめている。どうやら、浮気した男が恋人に謝っているのだが、浮気相手とも別れる気はないらしい。そんなやり取りを、仁子以外にも聞いていたのが白石健一(黄川田将也)。健一は、恋人の西川直美(山田玲奈)とデート中だった。カップルの男が言い逃れを続けていると、突然「結局二股かけたいだけでは」と声をかける仁子。そして「男は自分の"ジーン"をばら撒くためには平気でウソをつくので、騙されてはいけない」と女に忠告。

さらに「男の脳には愛など存在しない」と言い放ち、店を出ていく仁子。その言葉が引っかかった健一は、直美を店に残して仁子を追いかける。
仁子を呼び止めた健一は、先ほどの言い方がひどいと仁子を責めるが、仁子は、「男(=オス)は、いかに多くの女(=メス)と交尾して自分のジーン=遺伝子を残そうとするか…しか考えていない」と告げる。二人は同じ鵯越[ひよどりごえ]大学で、健一は教育学部、仁子は理学部の生徒だと知るが、その時はそのまま別れた。仁子は一年前のことを想う。自分にすがりつき、全てが遺伝子のせいなので許して欲しいと言った男のことを…。

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