不機嫌なジーン
-ストーリー-

第1話(1月17日放送)

それから、数週間後。マスコミの出迎える空港に、クラフォード賞を受賞した環境生物学者、南原孝史(内野聖陽)が帰国。迎えに来たのは親友の天才数学者・神宮寺潤(小林聡美)。
その頃、仁子は大学の学食で南原帰国のワイドショーを見ていた。と、やって来た男がチャンネルを変えてしまう。健一だ。健一が、直美にフラれたことを話すと、仁子は恋に悩むのは人間だけ…と、おかしな慰め方をする。健一は大学を卒業して付属小学校の非常勤講師をしていると言って名前を名乗った。

仁子も自分の名を告げようとした時「蒼井、ジンコです」と男の声。声の主は、南原。仁子は「ヨシコ」だと否定するのだが南原は「ジンコ」と主張。さらに、南原は「仁子は他のオスと接触してはいけない」などと言い出す。仁子は、「一年前に別れたのに恋人面するな」と南原を突き放す。ところが、「まだ関係はある」と南原。南原は、鵯越大学の客員教授として招かれていたのだ。一年前、全て遺伝子のせいだと仁子に許しを求めた男は、他ならぬ南原だった。

仁子は鵯越大学理学部動物生体学研究所、吉田研究室の修士課程で学んでいる。専門はテントウムシ。吉田佳教授(もたいまさこ)の招きで、南原がやってきたのだ。早速、研究員たちは自己紹介するが、仁子の番になると南原は彼女のくわしい研究内容全てを言ってのける。驚く研究員たちに、南原は仁子のことを「元カノだから」と自慢気。仁子は否定するが南原は動じない。

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