EPISODE.06
2026. 05.20
その直後、涼音のもとに届いたのは、議員秘書を務める姉・早紀(志田彩良)が、国会議員・青田敏夫(東根作寿英)と不倫関係にあるというスクープだった。騒動が冷めやらぬ翌日、MEJに異状死体の連絡が入る。発見されたのは、首を吊った状態の青田。そして、その第一発見者は早紀だった。現場に駆け付けた
解剖の結果、青田の死因は自死による窒息ではないことが判明する。遺体の胸に残された、小さな刺し傷のような痕。謎を解くには、まだピースが足りない。そんな中、涼音は調査に行かせてほしいと真澄に訴える。波風を立てぬよう“空気を読む”ことが得意だった姉のことが、涼音はずっと嫌いだった。けれど姉は、他人が傷つくようなことはしないと断言する。それぞれの思惑と巨大な圧力が交錯する中、早紀が読み取ろうとしていた“空気”の正体とは―!?
白骨遺体と向き合う骨オタクの法医学者。法歯学・骨学を専門とし、歯牙鑑定や骨の損傷痕から身元や年齢、生活背景までを読み解く秀才。情報が極端にそぎ落とされた遺体ほど闘志が湧くという研究肌で、沈黙した“骨の声”に耳を澄ませることに無上の喜びを見いだす。一方で私生活はアクティブ、物言いはストレート。忖度なく事実を突きつける姿勢は、時に周囲をたじろがせるが、その率直さこそが彼女の強み。当初は腰掛けのつもりで参加したMEJで、やがて現場の重みと真正面から向き合うことになる。

数字だけを信じる孤高の検査技師。臨床検査技師資格を持ち、薬毒物検査や化学分析を一手に担う分析官。口数は少なく人付き合いも得意ではないが、検査と向き合うときの集中力は群を抜く。「人は怖い、だが結果は嘘をつかない」と信じ、数値という絶対的な証拠に自らの居場所を見いだしてきた。静かに、しかし確実に真実へと迫るその姿勢が、MEJの科学的基盤を支えている。

アメリカでメディカルイグザミナーとして数多くの検死を担当してきた変わり者の天才法医学者。エリートでありながら、無造作な髪に気取らない装いと、どこかつかみどころのない人物。誰に対してもフラットに接し、物腰は柔らかいが、自身の信念は決して曲げない。わずかな矛盾も見過ごすことができない性格で、口癖のように、自ら問いかけるように「矛盾します」とつぶやく。また、常識や先入観に縛られず、仕事に一切の妥協を許さない真澄は、ときに自ら現場に足を運び、徹底的に真実を追い求める。不器用で少し風変わりな性格ゆえ、MEJのメンバーを振り回すことも少なくない。しかし、“LOVED ONE(遺体)”と向き合った瞬間、その空気は一変。圧倒的な観察力と独自の視点で真実を導き出し、“死”の先にある“生きていた時間”を静かにすくい上げていく。

真澄とバディを組むMEJのセンター長。母子家庭に育ち、国の制度に支えられてきた過去を持つ。その経験から、「どんな人も笑って暮らせるような制度を作りたい」と官僚を志し、厚生労働省に入省。しかし、思うような成果を上げられず、出世競争にも敗れ、30代半ばを迎えて行き詰まりを感じていた。そんな折、厚労大臣の肝いりで発足した前例なき組織・MEJのセンター長に突然抜てきされる。医師免許もなく、法医学という未知の分野に戸惑い、弱音を吐きながらも、“死因不明”の裏に潜む現実と向き合う中で、次第に覚悟を深めていく。そして、机上の制度では救えない現実を知り、官僚としての使命と居場所を見いだす。

所轄の敏腕刑事。鋭い眼光で容疑者を追い詰める現場主義の実力派。MEJ導入当初は「机上の論理」だと反発し、真澄や麻帆と対立するが、科学でしか見えない真実を前に、少しずつその力を認めていく。真澄とは軽口を交わしながらも信頼を築き、麻帆とは働く女性同士として共鳴し、時に不器用な優しさで背中を押す存在になっていく。
