EPISODE.08
2026. 06.03
穏やかな一日を終えようとしていたMEJに、火災事故の一報が入る。現場は郊外の一軒家。5歳の娘を助けようと炎の中に飛び込んだ母親の佐多春香(菅野莉央)は、そのまま帰らぬ人となった。
現場に灯油がまかれていたことから、刑事の
その後、MEJでは歯科カルテとの照合により、遺骨は春香本人のものだと判断。しかし、そこでひとつの大きな疑問が浮かび上がる。現場に残された遺骨は、一人分しかなかったのだ。どれほど激しい炎に焼かれたとしても、何らかの痕跡は残るはず。だが、共に命を落としたはずの娘の痕跡が、どこにも見当たらない。遺族の想いに応え、小さな命の行方を探るため、MEJのメンバーたちは膨大な資料とわずかな痕跡を丹念に調べ始める。
並行して真澄たちは、火災を通報した春香の親友・棚原 梢(蓮佛美沙子)の元へ。彼女は当日、直前まで春香とドライブしていたという。幼い子どもを残して外出していたことに不審を抱いた穂乃果は、
アメリカでメディカルイグザミナーとして数多くの検死を担当してきた変わり者の天才法医学者。エリートでありながら、無造作な髪に気取らない装いと、どこかつかみどころのない人物。誰に対してもフラットに接し、物腰は柔らかいが、自身の信念は決して曲げない。わずかな矛盾も見過ごすことができない性格で、口癖のように、自ら問いかけるように「矛盾します」とつぶやく。また、常識や先入観に縛られず、仕事に一切の妥協を許さない真澄は、ときに自ら現場に足を運び、徹底的に真実を追い求める。不器用で少し風変わりな性格ゆえ、MEJのメンバーを振り回すことも少なくない。しかし、“LOVED ONE(遺体)”と向き合った瞬間、その空気は一変。圧倒的な観察力と独自の視点で真実を導き出し、“死”の先にある“生きていた時間”を静かにすくい上げていく。

真澄とバディを組むMEJのセンター長。母子家庭に育ち、国の制度に支えられてきた過去を持つ。その経験から、「どんな人も笑って暮らせるような制度を作りたい」と官僚を志し、厚生労働省に入省。しかし、思うような成果を上げられず、出世競争にも敗れ、30代半ばを迎えて行き詰まりを感じていた。そんな折、厚労大臣の肝いりで発足した前例なき組織・MEJのセンター長に突然抜てきされる。医師免許もなく、法医学という未知の分野に戸惑い、弱音を吐きながらも、“死因不明”の裏に潜む現実と向き合う中で、次第に覚悟を深めていく。そして、机上の制度では救えない現実を知り、官僚としての使命と居場所を見いだす。

所轄の敏腕刑事。鋭い眼光で容疑者を追い詰める現場主義の実力派。MEJ導入当初は「机上の論理」だと反発し、真澄や麻帆と対立するが、科学でしか見えない真実を前に、少しずつその力を認めていく。真澄とは軽口を交わしながらも信頼を築き、麻帆とは働く女性同士として共鳴し、時に不器用な優しさで背中を押す存在になっていく。

堂島穂乃果の後輩で、所轄の若手刑事。
刑事として一人前になることを目指し、
現場では持ち前の明るさと行動力で奔走する。
常に穂乃果と行動を共にしながら経験を積んでいるが、どこかマイペースで少し調子のいい一面ものぞかせる。
