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2019年度 社会のためにトピックス

1月31日 羽生市立村君小学校で出前授業『あなせん』を実施

[2020年3月6日更新分]

【2020年1月31日】【今回の先生:上中勇樹アナウンサー】【スピーチ講座】【羽生市立村君小学校5・6年生15人】

あなせん日記

フジテレビ 上中勇樹アナウンサーのリポート

今回、2回目の『あなせん』で訪れたのは、埼玉県羽生市にある村君小学校。

利根川の河川敷から程近い場所にあり、校内にはラフティングをする生徒たちの写真も。自然に囲まれ、心なしか時間がゆったりと流れている小学校でした。


今回の『あなせん』は、5、6年生を対象としたスピーチ講座。
16人の個性あふれる子どもたちが集まってくれました。



授業が始まる前に驚いたのが、挨拶が“英語”だったこと。
英語教育を積極的に取り入れているそうです。
先生に続いて、子どもたちもしっかりとした英語で挨拶をしてくださり、授業がスタート!



上級生を前に授業を行うのは今回が初めてだったので、授業を楽しんでもらえるかな?という不安もありましたが、冒頭の自己紹介から積極的に参加してくれました!アナウンサーの仕事についても少し紹介させていただいた後、いよいよスピーチ講座の本題へ。

まずは発声練習。
正しい姿勢や口の開け方を伝え、皆で声を出していきます。最初は少し遠慮がちな様子でしたが、声を出していくにつれ徐々にボリュームもアップ。
体も温まってきたところで、より難しい滑舌練習にチャレンジしました。アナウンサー研修でも最初は習得するのが難しい「ばら・ばり・ばる・ばれ・ばろ」の早口言葉も、村君小学校の皆さん、上達が早い!

発声や滑舌のほかにも、スピーチの基本となる「内容」「表現」などについてお話した後は実践編。2人1組になってインタビューをしてもらい、最後にどんな話を聞き出せたのか、みんなの前で発表してもらいます。

まずは私とフジテレビの番組セットなどを手掛ける美術制作局のデザイナー杉山さんと共にお手本を披露。テーマは「杉山さんの仕事について」
なかなか知る機会のないテレビ局の美術のお仕事に、みんな興味津々な様子でした。

休憩を経て、インタビュータイム!
短時間でいかに話を引き出せるかが勝負です。最初は一つのテーマで、質問を続けていくのはなかなか難しいのですが、具体的に聞き出す方法を一緒に探っていきました。

インタビューを終えるといよいよ今日の集大成、スピーチに移ります。
人前で発表するのはとても勇気がいることだと思いますが、みなさん今日学んだことを全力で実践してくれました。
2人1組で前に出てもらうと、隣にいるお友達が歩み寄り、手を取って、助け合いながら発表するなど、子どもたち同士で乗り越えようとする姿に、近くで見ていた私も心を打たれました。
参加してくれた皆が、仲間を思いやりながら、無事16人全員発表することができました。
本当に皆さん、素晴らしかったです!

授業が終わると、先生方のご厚意で給食を一緒に食べることに!
時間を共にしたみんなと一緒に机を並べ、教室で楽しいランチタイムを過ごしました。
休みの日の過ごし方、友達のキャラクター、自慢の一発ギャグ、好きなスポーツ、お気に入りのキーホールダーなど、素直でまっすぐな言葉と、まるで家族のように会話をする生徒さんたちの姿がとても印象的でした。

私が学校に到着したときに感じた穏やかな時間の流れ、そしてスピーチの発表の時に見た、友達同士が助け合う姿。はつらつとした子どもたちの姿は、初めて訪れた私でも感じてしまう、この心地よさから来ているものだと実感しました。

学校にも色々な個性や文化がありとても面白いなと感じた一日。

村君小学校の皆さんありがとうございました!!

文:上中勇樹(フジテレビ アナウンサー)

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