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2019年度 社会のためにトピックス

アナウンサーが児童養護施設出身の若者たちにスピーチ指導

[2019年9月30日更新分]

アナウンサーが児童養護施設出身の若者たちにスピーチ指導

7月21日、親を頼れない子どもたちが、自らの経験を語るスピーチコンテスト「コエール」が、国立オリンピック記念青少年総合センターで行われました。これは児童養護施設などで暮らす子どもたちの自立を支援している認定NPO法人ブリッジフォースマイルが開催しているものです。「親を頼れない」とはどういうことか――彼らが自らの経験を語ることで理解を広げようという取り組みです。

フジテレビでは2011年から2017年まで行われていた児童養護施設で暮らす子どもたちによるスピーチコンテスト「カナエール」のお手伝い(アナウンサーによるスピーチ指導)をしてきました。


そして、2019年は「コエール」と形を変えましたが、引き続きフジテレビの奥寺健アナと梅津弥英子アナが、7人の登壇者=イルミネーター(いまも人知れず苦しんでいる子どもたちに光を照らし、その存在を浮かび上がらせる人)に、発声・滑舌から文章の構成などの指導・アドバイスをしました。

活動をサポートしたアナウンサーのメッセージです。

フジテレビ 奥寺健アナウンサーらのメッセージ




イルミネーターのみなさま

お元気ですか?
コエール本番の録画を拝見しました。
みなさんの努力と、素晴らしい働きに感動しています。
本当に素晴らしいスピーチでしたね!
大仕事を終えて、本当におつかれさまでした。
みなさんからのメッセージは、
みなさんが思っている以上に、深く伝わったと思います。
ひとりひとりの歩む道は違い、
いつも心の目を通して、あらゆる人とかかわっていきたいと思いました。
それぞれに困難があったり、そこから助けてくれる出会いや偶然があったりして、
”今”が与えられているのだなと感じます。


またみなさんの笑顔の奥に、感謝の思いを感じます。
感謝できること自体に、とても感謝ですね。
これからも、素敵な歩みを続けてください。
また一緒に何かをしましょう。

フジテレビ 梅津弥英子アナウンサーらのメッセージ

 『時流に乗って(虐待事件に)
 興味を持っているだけじゃないですか?
 当事者の絶望に気付こうとしていますか?』
本番のスピーチでの言葉です。
心を掴まれ、身体中に響き渡るようでした。
知ってほしい、覚悟に満ちた言葉でした。
練習の時、はにかみながら話していた姿が、別人のようでした。
改めて、想いを乗せた言葉の力を感じました。


堂々とスピーチするイルミネーター
虐待事件が繰り返し起きています。
ニュースを見聞きして、
心を痛めている方もたくさんいると思います。
虐待がなくなるために、何かできることはないか?
そう思っていた私、そしてたくさんの大人に、
「コエール」は気付きを与えてくれました。

親がいないから困ること、世の中がそれをどれだけ知らないか。
知らないことで、彼らを傷つけることがどれだけあるか。

親から離れたことで、どれだけ彼らの人生が救われたか。
親じゃなくていい、親ありきの世の中では救えない人生がある。
たった1人の存在が生きる支えになれることがある。

たくさんメモをとりました。


最後は会場にいる人全員で
光を照らし若者の未来を応援!
そして、こんな問いかけもありました。
『家から一番近い施設は知っていますか?
 バザーをやっていたら、ぜひ行ってください。』
これは、私にもあなたにもすぐに出来ること。
調べてわかること、ありましたよ。

当事者の声を届ける活動には、
彼らを守るためにと、賛否様々な意見があるようです。
私は、彼らの想いを伝えてもらった1人。
やれること、これからもみつけていきたいです。

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