6月27日 品川区立第一日野小学校で出前授業『あなせん』を実施
[2019年7月26日更新分]
フジテレビ 新美有加アナウンサーのリポート
五反田のなだらかな坂を登った高台に建つ品川区立第一日野小学校。
宙を渡る廊下は第二校庭へとつながり、併設された五反田文化センターにはプラネタリウムもあります。校舎がきれいなので新しい学校のようですが、明治から名前を変えながら続く歴史ある学校です。
今回の『あなせん』は、この品川区立第一日野小学校5年生のみなさんと一緒に、インタビューと他己紹介。新人藤本アナウンサーと一緒に、わくわくしながらお邪魔しました。
まずはテレビ局の仕事、アナウンサーの仕事についての紹介。私たちが話し始めるとお互いに声を掛け合って、静かに聞いてくれる様子に一同感動しました。報道・情報・スポーツ・バラエティ番組以外にも、「あっ、聞いたことある!」というナレーションや実況のお仕事。「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りしました。」「今夜のフジテレビはー?」などなど、テレビをつけているとどこかで触れたことのある声に、目をキラキラと輝かせる子どもたち、こちらにもしっかり伝わってきました。
授業の前半は滑舌練習や発声方法について。リラックスした発声しやすい姿勢を教えると、すぐに実践する積極性。さらにみんなの前に出て滑舌練習に挑戦してくれる子どももたくさんいて、頼もしい限りでした。
私がお伝えしたかったのは、アナウンサーの仕事の基本「伝える」ということについて。ただ伝えるだけでなく、「伝わる」ように「伝える」こと。相手に伝わるような話し方(ちょうどいい音量でみんなに届く声、豊かな表情、もごもごせず、はっきりとした話し方…など)をするための姿勢や発声・滑舌。すべて「伝わる」にはどうしたらいいかを考えると、次から次へと表現力が増してくるものです。
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後半戦では、隣のクラスメイトへのインタビュー。よくそんなことが思いつくなぁというテーマ選びと質問の数々。私たちの想像を超えてくる皆さんの自由な発想に驚かされました。
限られた時間でのインタビューでしたが、何より相手に興味を持つこと。自分の質問に相手が答えにくそうだなぁと思ったら補足の質問をしてみる。話したりない様子なら、深堀りするような質問をする。何度も相手と会話のキャッチボールをして欲しいです。
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「相手のことを知りたい」という気持ちが原動力となるコミュニケーション。もっともっと「伝え合う」ことが好きになってもらえたらと思います。
品川区立第一日野小学校のみなさま、ありがとうございました!
文:新美有加(フジテレビ アナウンサー)