9月10日 板橋区立中根橋小学校で出前授業『あなせん』を実施
[2018年10月22日更新分]
フジテレビ 佐々木恭子アナウンサーのリポート
中根橋小学校での『あなせん』は、5年生2クラスが対象です。70人余りの5年生はとても元気!
部屋の温度が体感で2度くらい上がるほどです。
今回は「聞く力」、インタビューがテーマ。
いつもの通り、「相手に伝わる声」を目指して、発声や滑舌練習で盛り上がったあと、いよいよインタビューのグループ課題を始めます。
「相手を主役にして、くわしく、共感しながら」ひたすら話を聴く。インタビューする相手は、みんな誰かにとっての“ヒーロー・ヒロイン”です。
敬意をもって、「それでそれで?」と「あなたに興味があるよ」「話が聴けてうれしい」と示しながら聞いていくと、ささやかなテーマでも、世界が広がり、深まるところがおもしろいのです。
最初は戸惑い気味の5年生。
確かに、自分のことを話したり、面と向かって語り合ったりするのに照れも出てくる年頃なのかもしれません。でも、私たちの「この話、よく引き出したね!」「たとえていえば、どれくらい好き?」などと声をかけていくと、2人グループの間でどんどん話が進んでいきます。
最後は発表!
聞き手になった人が、「(相手から)こんな素敵な宝物を見つけたよ!」を、まとめて発表してもらいます。
アレルギーが治って、初めて卵焼きを食べた話。
おいしかったし、「ホッとした」という気持ち…
勉強が好きで、「いろいろやり方を試して難しい算数が解けたらやったー!と思う」気持ち、たくさんの子どもたちから聞いた「気持ち」は、私にとっても、宝ものです。
気持ちを知ると、その人のことがよくわかるし、
大切なものを渡してもらったように思えるから。
人と人との距離が縮まりますもんね!
『あなせん』を受けた子どもたちが、少しでも人と話すのが楽しい、聞くのが楽しいと思える一助になっていることを願って、これからもたくさんの出会いを待っています!
文:佐々木恭子(フジテレビ アナウンサー)