10月18日 千葉市立真砂西小学校で出前授業『あなせん』を実施
[2017年11月30日更新分]
フジテレビ 大村晟アナウンサーのリポート
テレビ局のお仕事について少しでも興味を持ってもらおう、という『あなせん』。
最初の授業は小学校4、5、6年生、次の授業は2、3年生のみんな。非常に活発で、こちらの言葉に瞬時に反応してくれました。みんなの元気に負けないようにこちらも大きな声を出すとそれに応戦してさらに教室が盛り上がる、という一体感が早くも出来上がりました。「お兄さんは会社に入って4年目なので4年生!みなさんの方が先輩に当たるのかなぁ~」というウケ狙いには反応しない、よく鍛えた耳を持っている子どもたち。
実際に駅伝の実況を披露すると、熱心に耳を傾け、「うん、聞いたことあるよ」と大人の対応。続けざまに「この番組は…」と提供読みをやってみると、「あー!!テレビでよく聞くやつだー!!」とこちらはかなり響いた様子。
そして、「テレビは色々な人たちが作り上げているんだよ」とカメラマンや音声の皆さんを紹介するとさらにボルテージがアップ!「早くカメラ触りたーい」「マイクをいじってみたーい」など、個人的にはアナウンサーの仕事に興味を戻すことに精一杯でした(笑)。
ジャスティース! 発声練習では、みんなの飲み込みが早いこと!人前で話すときは「ボリューム8」、それ以上の「ボリューム10」だとこんな風になっちゃうよ、という例を芸人さんのモノマネで教えたところ、すぐに「大きい声と聴きやすい声は違うんだよ」ということを理解してくれました。
そしてお待ちかねの「実際に機材に触ってみよう」のコーナーでは、「カメラブース」「音声ブース」「画面調整ブース」「アナウンサーブース」の4つに分かれて順番に学んでくれました。このコーナーが一番の盛り上がり!我先にカメラを触りに行き、マイクに向かって大きな声を出してみたり、テレビ画面の明るさや色を変えてみたり。
![]() |
![]() |
アナウンサーブースに来た子どもたちは、次に待ち受けるカメラブースが気になるらしく、「早くあっちのカメラ触りたーい」とグサリ。結局芸人さんのモノマネが大半を占め、その日の夜のニュースは声が少し枯れた状態で向かいました(笑)。
![]() |
![]() |
真剣に学ぶところは学び、興味を持った部分はとことん掘り下げる、とても素直で何でも吸収する子どもたち。この子たちが将来どんな職業に就いて、どんな活躍をするのかなと想像するだけで楽しみになるような時間でした。その純粋な心と飽くなき探求心を忘れることなく羽ばたいてください!!
文:大村晟(フジテレビ アナウンサー)
真砂西小学校では毎年、この時期にたくさんの出前授業が一同に会する「学びフェスタ」というイベントを行っており、フジテレビは今回もそのひとつとして参加しました。
技術チームの協力を得て行うのは今回が2回目で、子どもたちは本物の機材に触れることができ、目をキラキラさせていました。
![]() |
![]() |
![]() |
美容師体験 | 消防による救命隊体験 | 中国茶の楽しみ方 |
他には美容師体験、消防による救命隊体験、中国茶の楽しみ方など様々な授業があり、子どもたちは自分の好きな授業をひとり2コマ受けることができます。キャリア教育の一環として、とても有意義な取り組みだと思いました。