東京マラソン・そらぷちランナーに難病の子どもたちが熱い声援を送りました!
[2015年3月20日更新分]
この東京マラソン・チャリティランの寄付先のひとつに、難病の子どもたちの医療設備付き自然体験施設「公益財団法人そらぷちキッズキャンプ(北海道滝川市)」があります。
フジテレビは社会貢献の一環として朗読会を行うなどこの「そらぷちキッズキャンプ」の活動を支援しています。
2011年にチャリティランの寄付先に選ばれたことがきっかけで、以来「そらぷちキッズキャンプ」の事務局員、医療ボランティアらが“ランナー”として参加するようになりました。
2015年のそらぷちランナーは4人。
全国の方からの温かい支援に対して、走ることによって感謝の意を表そう、また頑張る姿を見せることで子どもたちにエネルギーを送りたい!と42.195Kmを走りました。
有明駅近くの沿道41㎞付近には、キャンプに参加したことがある難病の子どもたちとその家族、スタッフ、合わせて50人が応援のため集結!応援に駆けつけてくれたのは、比較的症状が安定していて外出が可能な子どもたちで、看護師立ち会いのもと熱い声援を送りました。
子どもたちの応援に涙ぐむ松野さん 今回はフジテレビキャラクターのラフくんも沿道に駆け付け、子どもたちと一緒に最後の力を振り絞るランナーたちを応援しました。「そらぷちランナー」の一人、キャンプスタッフの松野さんがやってくると、応援している子どもたちとタッチ!
その他のランナーも精一杯のランを見せてくれました。
松野さんインタビュー中継今回、フジテレビで放送された「東京マラソン2015市民マラソンの部」では「そらぷちランナー」松野さんについて事前に取材したVTRで紹介しつつ、生放送でも見事完走する姿が紹介されました。
この放送を観た子どもたちは「松野さんスターみたい」と歓声をあげていました。
公益財団法人そらぷちキッズキャンプ 松野文香からのメッセージ
先日、東京マラソンという大舞台にチャレンジする機会をいただきました。
東京マラソンに挑むと決まってからは、多くの方から声援や励ましの声をいただいてきました。キャンプに来た子どもたちやご家族、ボランティアスタッフ、たくさんの仲間たちに背中を押してもらい北海道をあとにしました。
当日、スタートラインに立った瞬間は、毎年「そらぷち」の仲間たちが走ってきた大舞台に、自分も立てていると思うと、喜び、感謝、緊張、不安、たくさんの気持ちがあふれていました。走りはじめると、そらぷちに寄付をしてくれたランナーが「そらぷちがんばれ!」とガッツポーズをして励ましてくれました。「そらぷち」を想い一緒に走っているチャリティーランナーの方がいると思うとそれだけで心強く、嬉しくなりました。初めてのフルマラソン、途中で歩いてしまったときには、「ゴール付近ではキャンプに来てくれた子どもたちやご家族、そらぷち応援団のみんなが待っている。」その想いだけで足が動いてくれていたと思います。
帽子についている「そらっぷ」人形
41キロ地点、応援団の黄色い帽子や「そらっぷ」の人形が見えた瞬間、自然と涙があふれてきました。「ありがとう、ありがとう」それしか言えなかったけれど、みんなの笑顔に、強く握られた手に、本当に走って良かった、諦めないで良かったと心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。雨が降るかもしれない、気温も下がって寒い中、ずっと待ち続けてランナーを応援してくれた応援団のみんな、本当にありがとうございました。
今回の東京マラソンを通じ、「そらぷち」が、たくさんの人に支えられていることを実感しました。そらぷちキッズキャンプは寄付の力で運営されているキャンプ場です。建物も、キャンプ場にあるものも、集まってくる人も、それぞれにたくさんの優しい気持ちがつまっています。キャンプに来る子どもたちや家族が素敵な時間を過ごせるよう、これからも頑張っていきます。
文:公益財団法人そらぷちキッズキャンプ プログラム担当 松野文香