1月26日 横浜市立中川小学校で出前授業『あなせん』を実施
[2015年2月16日更新分]
フジテレビ 春日由実アナウンサーのリポート
奥寺アナもお手伝い 昨年4月からリニューアルして、関東1都6県に活動の幅を広げた『あなせん』プロジェクト。
そんな中、今回は、横浜‘初’進出!
私自身も、リニューアル後、‘初’あなせん。
さらに、ママになって‘初’アナウンサー先生に挑戦。
いろいろなことが初体験で、心がわくわくします。
クラスの生徒は5年生4クラス合同で135人。
国語の授業でインタビューを勉強し、その難しさを知ったとか。
授業を始める前に、具体的にインタビューのどんなところが難しかったか聞いてみました。
☆インタビュー相手の答えが想定していたものと違う。
→ 頭が真白になる。
☆次の質問なんだっけ?と用意した紙を見てしまう。
→ 相手の顔を見る余裕がない。
☆自分の声が相手に届かなくて、何度も「何ですか?」と聞かれてしまう。
→ 同じ質問を何度も繰り返してしまい、次に進めない。
はぁ~。私が新人アナウンサー時代に、先輩たちに相談していた内容と全く一緒!(笑)
聞きながら、「わぁ!懐かしい!!私も同じことで悩んでいたの!!」と口にしてしまいました。
でも、大丈夫。インタビューをする前には、もちろんたくさん下調べをします。
それは、貴重なお時間をいただいてお話を聞かせて頂く相手の方への最低限のマナー。
でも、実際にインタビューに入ったら・・・。
「すべてをリセットして、相手に恋をしましょう!!」
上手にインタビューするコツはこれだけ。
子どもたちは最初「え~!!」と笑っていましたが・・・
春日:「恋をするとどうなる?」
生徒:「相手のことをもっと知りたくなる」
春日:「どんどん質問が湧いてくるよね。」
生徒:「うん。」
春日:「一つでも新しいことがわかると、うれしくなるよね!」
生徒:「確かに~!!」
春日:「インタビューも一緒です!その瞬間、恋の魔法にかかるの!そうするとうまくいくよ!!」
そう伝えてスタートした、生徒同士のインタビュー実践授業。
みんな、最初は用意した質問を見ながら質問をしていたけど、途中から、相手の目だけを見ながら、自然に湧き出る質問を投げかけて、そして、その答えにきちんとリアクションをして。
その瞬間、生徒たちみんな、恋をしてました!!
目が、キラキラしていて眩しかった。
そして、素直にその変化がうれしかった。
日々、子育てでも感じていることですが、子どもたちの吸収力と適応能力の高さは本当に素晴らしい。発想を変えるだけで、普段のお友達との会話もとっても魅力的なものに変わることに気づいてくれたみたいです。
そう。自分だけが聞き出した、オンリーワンのお話。
‘知る’って楽しいね。
コミュニケーションって、素敵だね。
文:春日由実(フジテレビ アナウンサー)