FNN各局も参加 「首都直下型地震」を想定し、大規模な災害放送訓練を実施
[2011年11月17日更新分]
FNN(フジ・ニュース・ネットワーク)では、万が一の災害に備える大規模訓練を毎年実施しています。
これにはフジテレビだけでなくFNNの各局も参加、災害時の放送での協力体制の確認などを行います。
今年の訓練は「東京湾で首都直下型の地震が発生、津波によりフジテレビ本社が被災して放送の送り出しができなくなった」という事態を想定、FNN系列の関西テレビ放送が特別番組を制作する訓練になりました。
訓練にはフジテレビ本社報道センターからだけでなく、湾岸スタジオの屋上からの伝送や、東京・新宿区にある新宿支局からの災害リポートなど、実際の災害発生を意識、それぞれのポイントから記者やカメラマンが真剣なリポートを制作、それを関西テレビ放送が特別番組の形式にまとめました。
またこれ以外に新潟総合テレビ、長野放送、テレビ新広島、岡山放送、高知さんさんテレビも参加することで災害時の各局の連携をよりスムーズにおこなえるか、検証を行いました。
同じFNNの仲間としてニュースを制作していますが、意思の疎通がスムーズにいかなかった部分もあり、今後この部分を検証して、改善していくことになりました。
FNNでは、いざという時に放送の使命を果たすために、今後もさまざまな災害を想定した訓練を継続することにしています。
文:鈴木温哉(フジテレビ 報道センター)