FNNスピーク (月曜~金曜11時30分~12時00分 土曜11時45分~12時00分放送)
[2009年4月1日更新分]
「TABLE FOR TWO」に新たな動き・・・
(2009年3月19日放送)
企業や学校の食堂を中心に行われてきた「TABLE FOR TWO(テーブル・フォー・ツー)」と呼ばれるプロジェクトをご存知でしょうか?
直訳すると「2人のための食卓」という意味ですが、先進国の1人が「TABLE FOR TWO」のヘルシーランチを食べると、アフリカに住む子どもの給食1食分のお金が寄付されるというもの。肥満人口が増える先進国と、食料難にあえぐ途上国との「食の不均衡」を同時に解決しようと、2007年に日本で始まったプロジェクトです。
そして、このプロジェクトで、4月から新たな動きがスタートします。
社員食堂でTFT島田キャスターがやってきたのはフジテレビ社員食堂。「TABLE FOR TWO」と書かれたランチメニューが・・・。この日のメニューは、蒸し料理で油を使っておらず、野菜もたくさん取り入れたヘルシーなメニューでした。
「TABLE FOR TWO」メニューの基準は、
(1) およそ730kcal(680~800kcal)、
(2) 栄養バランスがとれている、
(3) 野菜が多い(70グラム以上)、の3つ。
「TABLE FOR TWO」のメニューを注文すると、本来の価格に20円がプラスされることによって、寄付ができるようになっています。
アフリカの子どもたちの笑顔
この20円は「TABLE FOR TWO」事務局を通して、飢餓に悩むウガンダやマラウイなど4カ国に寄付されています。私たちにとってはわずか20円ですが、途上国では学校給食1食分になるのです。
トウモロコシの粉を練ったものに、煮豆を添えたアフリカ定番料理の「ポショ」が、子どもたちの給食。
ポショは、一見シンプルに見えますが、実は1,000kcalもあります。「TABLE FOR TWO」事務局長の木暮真久さんは「お腹を空かしている子ども達にとって、給食は何よりも喜び。学校に集まって、お腹一杯食べて勉強して遊んで、そうすると自然と明るいことをみんなが話し出すようになるんですね」と語りました。
「TABLE FOR TWO」の参加企業や団体は年々増え、今では日本国内で100カ所を超えました。そして、これまで企業や学校の食堂を中心に行われてきたプロジェクト、この春、新たな動きがスタートします。
コンビニ商品開発者会議2月17日、東京都内のとある会議室。
「バランス的にもっと野菜をいっぱい入れた方が・・・」
「量が少なく見えるからその辺を改良しないと・・・」
こう真剣に議論を交わしていたのは、コンビニエンスストア「スリーエフ」の商品開発担当者。4月から「TABLE FOR TWO」の商品を販売することが決まり、この日、商品開発の打ち合わせが行われました。
ヘルシーで手ごろな価格でありつつ、フレンチの巨匠・三國シェフが監修するなど、味にもこだわった商品を目指しています。