2025年度 支援国

マダガスカル

2025年度 支援国

マダガスカル

生息する動植物の約80%が固有種で、多様性豊かな自然環境に恵まれる一方、国は様々な困難に直面しています。極度の貧困下で暮らす人の割合は8割以上と世界で最も高く、首都アンタナナリボでさえ人口の3分の1が厳しい生活を余儀なくされています。2022年の一人当たりDGP($505)は世界で6番目に低く、国連開発計画による人間開発指数は169位(2015年)から177位(2021年)と、後退傾向にあります。

マダガスカルの現地写真

近年、マダガスカルではサイクロンや干ばつなどの自然災害が頻発・激甚化し、気候変動の影響が深刻化しています。この国のCO2排出量が世界の排出量に占める割合はわずか0.01%にもかかわらず、「子どもの気候危機指数」(子どもへの気候変動の影響を示す深刻度)は世界10位です。2020~22年には過去40年で最悪といわれる干ばつに見舞われ、2023年には南半球で観測史上3番目に多い犠牲者を出したサイクロン「フレディ」によって、19万人が直接的な影響を受けました。このため、同国ではおよそ36万5,000人の子どもが急性栄養不良に苦しみ、うち85,000人は命を脅かす重度の急性栄養不良に陥ることが予想されています。

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マダガスカル 基本統計

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