2024年度 支援国

ネパール

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ネパール

2013年から2023年にかけての年平均成長率(CAGR)は5.6%で、多次元貧困下にある世帯の割合も30.1%(2014年)から17.4%(2019年)に減少しました。しかしながら、こうした前進は、気候変動とそれがもたらす自然災害、大気汚染をはじめとした環境問題、感染症の流行や大地震などのリスクによって、しばしば脅かされています。

  国連開発計画(UNDP)と英国オックスフォード大学のオックスフォード貧困・人間開発イニシアチブ(OPHI)が2010年人間開発報告書において導入した、貧困を多面的に捉えるための指数。教育・健康・生活水準の3つの次元に含まれる具体的な指標項目に重み付けをして点数を算出し、それが基準値よりも高い場合に貧困と定義される。

ネパールの現地写真

ネパールでは近年、気候変動の影響でモンスーン期が長期化し、洪水や地滑りなどの災害が頻発しています。他方で、乾期には干ばつに見舞われ、飲み水はもちろん、農作物の生産量にも影響が出ています。さらに、巨大地震の発生という地質学的なリスクも抱えています。2023年11月に発生した西部を震源とするマグニチュード6.4の地震では、81人の子どもを含む154名が犠牲になり、20万人が被災しました。こうした災害リスクは特に貧困が深刻な地域で高く、格差を拡大させる一つの要因となっています

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ネパール 基本統計

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