活動レポート
活動レポート
世界最貧国マダガスカルの今 10年前の親子は~過去・現在・未来~(後編)
後編では、10年前に取材した一組の親子を再び訪ねました。当時、貧困と水不足に苦しむシングルマザーとして取材に応じたクララ。
10年後、彼女は小学校の教師となり、母として2人の子どもを育てていました。
しかし生活は決して楽になったわけではありません。安定した収入を得るため、平日は幼い娘と暮らし、成長した息子とは離れて生活しています。食事は子どもを優先し、自身は1日1食で耐える日々。
水は以前より手に入りやすくなったものの、衛生面の不安は今も残っています。「変わったのは少しだけ。お金はない」——それがクララの実感でした。
家族で一緒に暮らしたいという願いがありながらも、厳しい現実に直面する日々。
それでもクララは、母として前を向き、未来を諦めていません。彼女の姿は、マダガスカルが抱える貧困と、そこから抜け出そうとする人々の強さを映し出しています。
気候変動がもたらす災害は、一度の被害で終わることはありません。
災害の「その後」に続く貧困、健康、教育への影響。マダガスカルの子どもたちは今、その現実の中で生きています。