活動レポート

活動レポート

2019年度ウガンダ支援 支援内容決定

2020.06.10

2019年度のウガンダ支援におきましては、世界的に新型コロナウィルスの感染が拡大し、現地ウガンダでもロックダウン等の措置が取られ、ユニセフの現地事務所でも支援のための提案書が何度も見直されるという異例の事態となりました。
具体的な支援の提案書が現地から届きましたので、ここで皆様に報告させていただきます。

初のクラウドファンディングで155万円の支援

[プログラム]児童婚、HIV/エイズ
対象地域:カセセ県(児童婚の取材地)、カバレ県(エイズ孤児の取材地)、カムリ県。


受益者数
・児童婚の危険に晒されている10代の女の子1,600人
・0歳から14歳のHIVとともに生きている子ども1,470人
・県職員150人(保健・子どもの保護関連)
・コミュニティのサービス提供者200人


【活動1】児童婚をなくすためのコミュニティレベルにおける子どもの保護活動強化。
・コミュニティのソーシャルワーカーを育成し、社会心理的支援を行ったり子どもたちや家族へ情報を届けたり、教育活動を行えるようにする。
・脆弱な子どもたちの既存の保護システムへのアクセス強化(マイクロクレジットや現金給付による経済的要因による児童婚の予防)。
・子どもが児童婚を含む暴力や虐待などを安全に通報できる方法を確立し、子どもたちがそのシステムを利用できるようライフスキルの習得支援などを行う。


【活動2】質の高いケア提供に向けた県の保健システムの強化
・HIV/エイズの影響下にある子どもたちを対象にした県の行動計画を作成。
・保健・医療従事者の能力を強化し、HIV/エイズの影響下にある子どもたちが必要な教育や食糧支援、社会心理的支援などのサービスを受け治療を継続できるようにする。


【活動3】保健施設やコミュニティの連携強化による母子感染の予防、HIVケアや治療サービスの実施


【活動4】児童婚などの慣習をなくすためのコミュニティ活動の強化
・児童婚をなくし10代の女の子の権利などについて合意形成をすすめるため、家族やコミュニティ、伝統的指導者、宗教指導者、そのほか影響力のある人が参加し対話する機会を進める。
・10代の女の子や若い女性、HIVとともに生きる女性などへデジタルスキルの研修支援。
・10代の女の子のHIV感染予防に向けたスポーツ活動の促進。


【活動5】10代の子どもたちへ必要な情報提供
・子どもや家族が児童婚にかかる情報やサービスへアクセスできるようにする。