あしたの、喜多善男~世界一不運な男の、奇跡の11日間~

第2回 2008年1月15日(火)放送 あらすじ

母との別れ…と罠

 あと11日で死ぬと決めた喜多善男(小日向文世)の1日目が終わろうとしていた夜、善男に関心を持った元アイドルの宵町しのぶ(吉高由里子)が、善男の滞在している部屋に押しかけてきた。自分でもわけがわからないまま、なぜか、しのぶのマイペースなノリに流され、言動に合わせてしまう善男だった。翌日、目を覚ますとしのぶの姿はなく、善男は、『父親の墓参り』や『温泉旅行』など、残り10日で何をするかを考え、手帳に書いていた。すると、そこへ平太(松田龍平)がやって来た。善男が会いたがっている元妻・みずほ(小西真奈美)の行方がわかりそうだと報告に来たのだ。何かと善男の面倒をみている平太だが、恋人のリカ(栗山千明)の借金を返すために、善男を利用して金を手に入れようと考えていた。まずは、自分のことを善男に信頼させるよう、何かと親身に接しているのだ。
 一方、みずほは、側近の森脇(要潤)に保険調査員・杉本(生瀬勝久)について調べさせ、報告を受ける。彼がどんな手を使っても受取人をクロにするスゴ腕だと聞き警戒感を強める。杉本は、実はみずほをシロだと思っているが、秘密をつかんで強引に保険金の受け取りを拒否させようとしていた。そして、その秘密のカギを握っているのが善男だと思い、男を使って善男のバッグを奪い発信機をつけさせ、行動を監視していた。
 そんな事を知る由もない善男は、父親の墓参りを済ませたあと、1人暮らしの母・静子(加藤治子)に会いに行く。それらは、残りの日々でやろうとしていたことだ。静子は善男の好きなカレーを作って待っていてくれたが、死んだ父の分も皿を用意したりと、認知症の症状が見られる。老いた静子にやりきれなさを感じつつも、街に戻ってきた善男。とぼとぼと歩いている善男の頭上に巨大な看板が落下してくる。足がすくんで動けない善男は間一髪というところで平太にタックルされ、助かった。そんな平太は、あることを善男に頼むが…。

キャスト

喜多善男 … 小日向文世
矢代平太 … 松田龍平
鷲巣みずほ … 小西真奈美
長谷川リカ … 栗山千明
宵町しのぶ … 吉高由里子
江端達夫 … 岩松 了
三波貴男 … 今井雅之
森脇大輔 … 要 潤
杉本マサル … 生瀬勝久

スタッフ

■脚本
 飯田譲治

■演出
 下山 天

■プロデューサー
 豊福陽子(関西テレビ)
 遠田孝一(MMJ)

バックナンバー