ウツボカズラの夢
間引き…少女の賭け 家族が淘汰されていく 最後に残るのは誰?
「バイバイ、ダンナさん。ダンナさんはもういらない」
職場での横領が露見し、九州転勤を命じられた雄太郎(羽場裕一)。未芙由(志田未来)はもはや利用価値のない雄太郎には見切りをつける。
この家にいるのに必要なこと。鹿島田家のラスボスは……雄太郎を追い出した張本人、久子(松原智恵子)だ。久子さえ取り込めば、ずっとこの家にいられる……
だが、久子は一筋縄ではいかなかった。
久子は雄太郎とともに、尚子(大塚寧々)にも九州へ行けと命じたのだ。
「尚子さんがいなくなれば、あなたがここにいる理由ももうないわよね」
久子の言葉に焦る未芙由。何とか尚子を家に留めようとするが、「しばらくひとりにして」と尚子は出て行ってしまう。
何か手がないかと思案する未芙由。そんな中、雄太郎が横領していた金を入れていた通帳を隆平(上杉柊平)が持ち逃げしたと知り……
一方、尚子(大塚寧々)は知りたくもなかった夫の裏の顔を知り、心の中で何かがポキリと折れてしまっていた。九州へ行くつもりはなかった……むしろ、もはや雄太郎と夫婦として生きていく気持ちはない。
だが、尚子には行く場所がなかった。仕方なくNPO法人の事務所で一夜を明かす尚子。と、そこに出勤してきた吉岡(松本利夫)とばったり会ってしまう。心配する吉岡に心が癒される尚子。だが、そんな様子を仁美(国生さゆり)が目撃して……
未芙由は、久子に隆平(上杉柊平)の状況を報告する。大学の友人との金銭トラブル、雄太郎の通帳を持って逃亡した事実…
「家族じゃない方が連絡を取りやすいのではないでしょうか?私が連れ戻します。それまでここにいさせてください」
未芙由の申し出を久子は了承する。何とか鹿島田家に踏みとどまれたと安堵する未芙由。しかし…久子から期限を切られてしまう。
「老人に悠長にしている時間はないの。1週間だけ待ちます」
1週間以内に隆平を連れ戻さなければすべてお終い……未芙由は何とかして隆平と連絡を取ろうとするが……
職場での横領が露見し、九州転勤を命じられた雄太郎(羽場裕一)。未芙由(志田未来)はもはや利用価値のない雄太郎には見切りをつける。
この家にいるのに必要なこと。鹿島田家のラスボスは……雄太郎を追い出した張本人、久子(松原智恵子)だ。久子さえ取り込めば、ずっとこの家にいられる……
だが、久子は一筋縄ではいかなかった。
久子は雄太郎とともに、尚子(大塚寧々)にも九州へ行けと命じたのだ。
「尚子さんがいなくなれば、あなたがここにいる理由ももうないわよね」
久子の言葉に焦る未芙由。何とか尚子を家に留めようとするが、「しばらくひとりにして」と尚子は出て行ってしまう。
何か手がないかと思案する未芙由。そんな中、雄太郎が横領していた金を入れていた通帳を隆平(上杉柊平)が持ち逃げしたと知り……
一方、尚子(大塚寧々)は知りたくもなかった夫の裏の顔を知り、心の中で何かがポキリと折れてしまっていた。九州へ行くつもりはなかった……むしろ、もはや雄太郎と夫婦として生きていく気持ちはない。
だが、尚子には行く場所がなかった。仕方なくNPO法人の事務所で一夜を明かす尚子。と、そこに出勤してきた吉岡(松本利夫)とばったり会ってしまう。心配する吉岡に心が癒される尚子。だが、そんな様子を仁美(国生さゆり)が目撃して……
未芙由は、久子に隆平(上杉柊平)の状況を報告する。大学の友人との金銭トラブル、雄太郎の通帳を持って逃亡した事実…
「家族じゃない方が連絡を取りやすいのではないでしょうか?私が連れ戻します。それまでここにいさせてください」
未芙由の申し出を久子は了承する。何とか鹿島田家に踏みとどまれたと安堵する未芙由。しかし…久子から期限を切られてしまう。
「老人に悠長にしている時間はないの。1週間だけ待ちます」
1週間以内に隆平を連れ戻さなければすべてお終い……未芙由は何とかして隆平と連絡を取ろうとするが……