ウツボカズラの夢
食虫植物少女の逆襲 そして全てが狂い出す…鹿島田家、崩壊
今度こそ失敗しない――東京に戻ってきた未芙由(志田未来)は、一旦仁美(国生さゆり)の家に身を寄せ、どうすれば鹿島田家に戻れるか考えを巡らせていた。
「あの家は嫌いだけど…あの家にいたい」
一方、仁美は尚子(大塚寧々)に対してカードを切ることに。未芙由の協力で入手した美緒(川島鈴遥)と恋人の密会写真を尚子に見せ、美緒の妊娠の真相を告げたのだ。
仁美の言葉に青ざめる尚子。二人の関係は再び逆転する。尚子からの謝罪を勝ち得た仁美は意気揚々と家に戻る。と、それを待ち構えていたように尚子に電話をかける未芙由。
「未芙由?声聞けてほっとした。今ちょうど誰かと話したかったの」
混乱している尚子にやさしく応える未芙由。何も知らぬ態で尚子の相談に乗りながら、鹿島田家に戻るチャンスを窺う。しかし、なかなか「戻って来てほしい」という言葉を引き出せない未芙由に、仁美が助け舟を出す。
「暇な時にNPOのあたりに行けば、尚子さんの秘密が分かるかも」
自分が狙われていると知らない尚子。美緒の事で誰にも相談できず、苦悩している中、吉岡(松本利夫)がNPOの活動資金目当てに自分に近寄っていたことを知ってしまう。
「そうか。お金が必要だったから私に子供の頃のこととか理想とか話したんだ。ご飯に誘ってくれたのも親切だったのもお金の為なんだ。そうよね、そりゃそうだ」
自分が情けなくなる尚子。そんな尚子に吉岡は「それだけではない」と、隠し続けてきた尚子への思いを吐露してしまい……
そんな2人を遠くから密かに見つめる目があった――未芙由だった。
そんな中、鹿島田家で別の問題が起きようとしていた。
雄太郎(羽場裕一)が隠し持っていた大金の入った通帳を、隆平(上杉柊平)が持ち出してしまったのだ。いわくつきの金だけに大事に出来ず、ただ右往左往する雄太郎。その様子に隆平に何かあったのでは、と感付いた久子(松原智恵子)もまた別の思案を始める。
次の一手を考える未芙由。そこに見覚えのない番号から着信が……
相手は久子だった。
「隆平の事、調べてくれたらお礼をします」
未芙由の手元にカードが揃う。鹿島田家に戻るためにやるべきこととは……
「あの家は嫌いだけど…あの家にいたい」
一方、仁美は尚子(大塚寧々)に対してカードを切ることに。未芙由の協力で入手した美緒(川島鈴遥)と恋人の密会写真を尚子に見せ、美緒の妊娠の真相を告げたのだ。
仁美の言葉に青ざめる尚子。二人の関係は再び逆転する。尚子からの謝罪を勝ち得た仁美は意気揚々と家に戻る。と、それを待ち構えていたように尚子に電話をかける未芙由。
「未芙由?声聞けてほっとした。今ちょうど誰かと話したかったの」
混乱している尚子にやさしく応える未芙由。何も知らぬ態で尚子の相談に乗りながら、鹿島田家に戻るチャンスを窺う。しかし、なかなか「戻って来てほしい」という言葉を引き出せない未芙由に、仁美が助け舟を出す。
「暇な時にNPOのあたりに行けば、尚子さんの秘密が分かるかも」
自分が狙われていると知らない尚子。美緒の事で誰にも相談できず、苦悩している中、吉岡(松本利夫)がNPOの活動資金目当てに自分に近寄っていたことを知ってしまう。
「そうか。お金が必要だったから私に子供の頃のこととか理想とか話したんだ。ご飯に誘ってくれたのも親切だったのもお金の為なんだ。そうよね、そりゃそうだ」
自分が情けなくなる尚子。そんな尚子に吉岡は「それだけではない」と、隠し続けてきた尚子への思いを吐露してしまい……
そんな2人を遠くから密かに見つめる目があった――未芙由だった。
そんな中、鹿島田家で別の問題が起きようとしていた。
雄太郎(羽場裕一)が隠し持っていた大金の入った通帳を、隆平(上杉柊平)が持ち出してしまったのだ。いわくつきの金だけに大事に出来ず、ただ右往左往する雄太郎。その様子に隆平に何かあったのでは、と感付いた久子(松原智恵子)もまた別の思案を始める。
次の一手を考える未芙由。そこに見覚えのない番号から着信が……
相手は久子だった。
「隆平の事、調べてくれたらお礼をします」
未芙由の手元にカードが揃う。鹿島田家に戻るためにやるべきこととは……