サプリ
10年後のあなたに
…肩を貸しただけ…。ただ“それだけ”のはずなのに、藤井ミナミ(伊東美咲)は荻原智(瑛太)を意識してしまう。『クリエイトエージェンシー』が新たに携わることになった高層マンション“湾岸ハイタワー”のCMミーティング中にも、ミナミの目は荻原を追っていた。そんなミナミに気付いているのは石田勇也(亀梨和也)。ミナミと荻原が抱き合うシーンを目撃してしまった勇也は面白くない。
ミナミは意識すればするほど、荻原への態度がぎこちなくなってしまう自分が分かっていた。ミナミ自身に足りないもの、それが“かわいげ”だとも。そんな時、三田圭介(佐藤重幸)が仲間に恋の悩みを打ち明ける。ジムで出会った相手を意識すると、喋ることが出来なくなるという三田に、柚木ヨウコ(白石美帆)は意識すると余計に重くなるから「ヨッ!」という感じで、軽く行けとアドバイス。
早速、ミナミはその手を試してみた。しかし、荻原に「ヨッ!」と、いつもとは違うノリで挨拶してみたものの、ミナミはたちまちドギマギしてしまう。そんな様子を渡辺ユリ(浅見れいな)と見ていた柚木は、荻原はミナミの持っていない恋の武器を使いまくりだと危惧する。ドギマギのミナミにいつも通りに接する荻原。やはり、ここでも“かわいげ”を見せられないミナミは、落胆してオフィスに戻る。
さて、そんなミナミに「ヨッ!」を使ってみたのが勇也。だが、ミナミには届かず無視された。勇也の行動を見ていた渡辺は、思わず「可愛すぎる!」。一方、営業局に戻った荻原には田中ミズホ(りょう)から“また会いたい”のメールが届く。荻原が困惑しながら田中を見ると、甘えるような視線をチラリ。これが、ミナミには出せない“かわいげ”、しかも高等技術だ。
渡辺は、勇也へのアプローチを開始。溢れかえる雑用に追われる勇也をさりげなくフォローし始めた。また、勇也は自分が描いたポテトチップスCMの絵コンテが、社内で好評らしいことに気を良くし始める。
仕事帰りのダイニングバーでも、勇也のアイデアは持ち上げられた。三田だけでなく、荻原にも褒められると勇也の頬は思わず緩んでしまう。そこに、ミナミが遅れて到着。荻原に自分の隣に座るよう薦められるが、やっぱり意識してしまうミナミはとっさに勇也の横に。荻原、勇也、ミナミの席順。自分の隣にミナミが座ったことが嬉しい勇也。だが、ミナミの意識が荻原に向いていると感じると面白くない。そんな時、荻原が“湾岸ハイタワー”のモデルルームに行こうとミナミを誘った。“明日は日曜なのに、もしかして誘われた? それともただの仕事?”ミナミが平静を装ってメンバーを確認すると、居合わせた仲間に同行を問いかける荻原。しかし、好調に達しつつある宴の中、誰も返事をしない。ただ一人を除いて…。酔っ払った勇也が、手を挙げたのだ。
日曜日。カジュアルだけど、気合十分のミナミは荻原と合流。ミナミにとってのお邪魔虫、勇也も二日酔いの上、遅刻してやって来た。早速、モデルルームへと向かうが、勇也はミナミと荻原の会話に混ぜてもらえない。しかし、モデルルームに到着するなり荻原の携帯電話が着信。別件でクレームが入ったと、荻原は会社に行ってしまう。落胆するミナミは、荻原への想いは恋ではないと思い込もうとする。そして、一通りモデルルームを見たミナミは、自分たちも会社に戻ろうと勇也を促した。
編集室に寄ってから会社に行くというミナミと別れた勇也は、渋々出社。と、タクシーに乗り込もうとする荻原と田中を目撃。親密そうな二人の様子に、勇也は驚いた。
その頃、今岡響太郎(佐藤浩市)は自宅マンションで柚木と二人の時間を過ごしていた。本を取りに来ただけという柚木に、娘の紺野なつき(志田未来)は留守だからと迫る今岡。ところが、今岡の実家に戻っているはずのなつきに見られてしまい…。
帰ってきた勇也は、今岡から話を聞いて部屋にこもってしまったというなつきのことが心配。すると、なつきが顔を出した。そして、一度は今岡の実家に身を寄せると言ったなつきだが「やっぱり、ここに居ます!」と宣言。今岡には、なつきの気持ちが理解できない。
次の日、ミナミは荻原への想いを忘れようと仕事に集中しようとする。勇也は、三田から別のCMコンテを頼まれて、雑用を渡辺に頼んでしまう。勇也が与えられた仕事をせずに、コンテを書いていることを知ったミナミに不安がよぎる。さらに、勇也の書き上げたコンテを、素人がここまで出来れば便利と評する三田にミナミは…。
翌日“湾岸ハイタワー”の今岡とミナミのCM案が社内で発表された。今岡が、ミナミの家族を打ち出した案に異を唱えると、勇也が食いつく。なつきとの関係をキチンとしない今岡に、業を煮やした勇也の発言だった。しかし、ミーティング後、ミナミは勇也を叱責。また、クリエーター気取りはやめて、自分の仕事をしっかりやれと厳しくアドバイスするミナミに、勇也は反論。自分こそ荻原のことでフワフワしているくせに、本人の前では平静を装うのは可愛くないとズバリ。言い過ぎた…と、勇也が思った時は遅かった。
「いくつになっても…『可愛くない』って…こたえる」と、作り笑顔で懸命に勇也に話すと、ミナミは席を立ってしまう。
ミナミは意識すればするほど、荻原への態度がぎこちなくなってしまう自分が分かっていた。ミナミ自身に足りないもの、それが“かわいげ”だとも。そんな時、三田圭介(佐藤重幸)が仲間に恋の悩みを打ち明ける。ジムで出会った相手を意識すると、喋ることが出来なくなるという三田に、柚木ヨウコ(白石美帆)は意識すると余計に重くなるから「ヨッ!」という感じで、軽く行けとアドバイス。
早速、ミナミはその手を試してみた。しかし、荻原に「ヨッ!」と、いつもとは違うノリで挨拶してみたものの、ミナミはたちまちドギマギしてしまう。そんな様子を渡辺ユリ(浅見れいな)と見ていた柚木は、荻原はミナミの持っていない恋の武器を使いまくりだと危惧する。ドギマギのミナミにいつも通りに接する荻原。やはり、ここでも“かわいげ”を見せられないミナミは、落胆してオフィスに戻る。
さて、そんなミナミに「ヨッ!」を使ってみたのが勇也。だが、ミナミには届かず無視された。勇也の行動を見ていた渡辺は、思わず「可愛すぎる!」。一方、営業局に戻った荻原には田中ミズホ(りょう)から“また会いたい”のメールが届く。荻原が困惑しながら田中を見ると、甘えるような視線をチラリ。これが、ミナミには出せない“かわいげ”、しかも高等技術だ。
渡辺は、勇也へのアプローチを開始。溢れかえる雑用に追われる勇也をさりげなくフォローし始めた。また、勇也は自分が描いたポテトチップスCMの絵コンテが、社内で好評らしいことに気を良くし始める。
仕事帰りのダイニングバーでも、勇也のアイデアは持ち上げられた。三田だけでなく、荻原にも褒められると勇也の頬は思わず緩んでしまう。そこに、ミナミが遅れて到着。荻原に自分の隣に座るよう薦められるが、やっぱり意識してしまうミナミはとっさに勇也の横に。荻原、勇也、ミナミの席順。自分の隣にミナミが座ったことが嬉しい勇也。だが、ミナミの意識が荻原に向いていると感じると面白くない。そんな時、荻原が“湾岸ハイタワー”のモデルルームに行こうとミナミを誘った。“明日は日曜なのに、もしかして誘われた? それともただの仕事?”ミナミが平静を装ってメンバーを確認すると、居合わせた仲間に同行を問いかける荻原。しかし、好調に達しつつある宴の中、誰も返事をしない。ただ一人を除いて…。酔っ払った勇也が、手を挙げたのだ。
日曜日。カジュアルだけど、気合十分のミナミは荻原と合流。ミナミにとってのお邪魔虫、勇也も二日酔いの上、遅刻してやって来た。早速、モデルルームへと向かうが、勇也はミナミと荻原の会話に混ぜてもらえない。しかし、モデルルームに到着するなり荻原の携帯電話が着信。別件でクレームが入ったと、荻原は会社に行ってしまう。落胆するミナミは、荻原への想いは恋ではないと思い込もうとする。そして、一通りモデルルームを見たミナミは、自分たちも会社に戻ろうと勇也を促した。
編集室に寄ってから会社に行くというミナミと別れた勇也は、渋々出社。と、タクシーに乗り込もうとする荻原と田中を目撃。親密そうな二人の様子に、勇也は驚いた。
その頃、今岡響太郎(佐藤浩市)は自宅マンションで柚木と二人の時間を過ごしていた。本を取りに来ただけという柚木に、娘の紺野なつき(志田未来)は留守だからと迫る今岡。ところが、今岡の実家に戻っているはずのなつきに見られてしまい…。
帰ってきた勇也は、今岡から話を聞いて部屋にこもってしまったというなつきのことが心配。すると、なつきが顔を出した。そして、一度は今岡の実家に身を寄せると言ったなつきだが「やっぱり、ここに居ます!」と宣言。今岡には、なつきの気持ちが理解できない。
次の日、ミナミは荻原への想いを忘れようと仕事に集中しようとする。勇也は、三田から別のCMコンテを頼まれて、雑用を渡辺に頼んでしまう。勇也が与えられた仕事をせずに、コンテを書いていることを知ったミナミに不安がよぎる。さらに、勇也の書き上げたコンテを、素人がここまで出来れば便利と評する三田にミナミは…。
翌日“湾岸ハイタワー”の今岡とミナミのCM案が社内で発表された。今岡が、ミナミの家族を打ち出した案に異を唱えると、勇也が食いつく。なつきとの関係をキチンとしない今岡に、業を煮やした勇也の発言だった。しかし、ミーティング後、ミナミは勇也を叱責。また、クリエーター気取りはやめて、自分の仕事をしっかりやれと厳しくアドバイスするミナミに、勇也は反論。自分こそ荻原のことでフワフワしているくせに、本人の前では平静を装うのは可愛くないとズバリ。言い過ぎた…と、勇也が思った時は遅かった。
「いくつになっても…『可愛くない』って…こたえる」と、作り笑顔で懸命に勇也に話すと、ミナミは席を立ってしまう。