第1回 2006年7月10日(月)放送 あらすじ

15秒、恋の瞬間

 2006年、東京。臨海部を走る、ゆりかもめで移動中の藤井ミナミ(伊東美咲)は、仕事に疲れて爆睡中。そんなミナミは、携帯電話の着信メロディーで安眠を妨げられる。目を開けると、すぐ側のシートに携帯が落ちていて、持ち主はいない。仕方なくミナミが電話に出ると、男の声。携帯を落として困っているという男は、図々しくもバイトの面接があるので、ミナミに電話を持ってきて欲しいと頼んでくる。ミナミとて、次の仕事が待っていた。図々しい男を遮ったミナミは、下車駅の落し物預かり所に携帯を届けて先を急ぐ。
 駅を出て、会社に向かう途中、オーロラビジョンに映し出される懐かしいCMを見たミナミは、インスタントカメラを取り出して撮影。と、そのCMに、一人の男が気付いたのをミナミは感じた。駅に向かうその男こそ、携帯を届けて欲しいと電話した、石田勇也(亀梨和也)だったのだが…。
 携帯を取り戻した勇也は、今岡響太郎(佐藤浩市)に面接に遅れると電話。今岡は、遅れたら謝れと勇也を励まして電話を切る。広告会社クリエイトエージェンシーのクリエイティブディレクター・今岡は、折りしもクライアントの保険会社にいた。そこに飛び込んできたのがミナミ。ミナミは今岡と同じ会社のCMプランナー。この日は、マーケティング担当の桜木邦夫(相島一之)、そして営業の荻原智(瑛太)と保険会社のCMオリエンテーションに来たのだ。
 その頃、勇也は…バイト先の広告会社に着いて、デスクの渡辺ユリ(浅見れいな)にいきなり各部所を案内され、CMについてのレクチャーを受けていた。ちょうど、オリエンテーションから帰ったミナミが、今岡たちとCMのプランをたてているとも知らずに…。
 オフィスに戻ったミナミのもとに、勇也が郵便物を届けに来る。勇也の顔も見ずに受け取り、バイク便出しを頼むミナミ。ミナミが、勇也と街で会ったこと、そしてゆりかもめに忘れられた携帯の持ち主と気づくまで、15秒。それは、勇也の携帯が着信し、メロディーが流れた瞬間だった。
 勇也が、コピーライターの柚木ヨウコ(白石美帆)から仕事の流れを教わっているところに今岡がやって来て、柚木に勇也は自分の知り合いだと告げる。その最中にも、スタッフたちから細々とした雑用を頼まれる勇也。コピーライターの松井良英(原口あきまさ)に捕まった勇也は、着ぐるみを着させられ彼が考えたCMの振り付けを踊らされる羽目に。ひと踊りして逃げ出そうとした勇也は、偶然ミナミとぶつかった。
 勇也は、携帯の礼を言いつつミナミに仕事の愚痴をこぼす。軽口を叩く勇也を遮り、ミナミは冷静に仕事を頼む。憮然とする勇也はそんなミナミに反発、仕事を放って帰ってしまう。ミナミは今岡に勇也を辞めさせるべきと猛抗議するが、今岡と勇也の意外なつながりを聞かされて…。
 その頃、荻原は同じ営業の先輩・田中ミズホ(りょう)から、ミナミの職場の厳しさを教えられていた。そして、何かを思い出すように懐かしむ荻原は…。

キャスト

藤井ミナミ(28) … 伊東美咲
石田勇也(23) … 亀梨和也(KAT-TUN)
荻原 智(25) … 瑛太
柚木ヨウコ(28) … 白石美帆
桜木邦夫(42) … 相島一之
渡辺ユリ(23) … 浅見れいな
松井良英(34) … 原口あきまさ
三田圭介(35) … 佐藤重幸
紺野なつき(10) … 志田未来
         *
田中ミズホ(32) … りょう
今岡響太郎(43) … 佐藤浩市

スタッフ

■原作
 おかざき真里
 「サプリ」(祥伝社刊)
 *「フィールヤング」にて連載中

■脚本
 金子ありさ

■演出
 成田 岳
 川村泰祐

■プロデュース
 関谷正征

■ラインプロデュース
 見戸夏美

■音楽
 菅野祐悟
 オリジナルサウンドトラック
 「サプリ」
 (ワーナーミュージック・ジャパン)

■制作
 フジテレビ

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