第11回 2012年3月20日(火)放送 あらすじ

こんなにも人を愛した殺人者がいただろうか~ソウルケイジ

玲子(竹内結子)による、高岡の実家付近への聞き込みで、意外なことが判明した。今まで「高岡」だと思っていた人物は、実は別人だった。玲子は「高岡」が、内藤和敏という男で、全身麻痺で入院している20歳の内藤雄太(森義洋)の父親、そして、内藤君江(南風佳子)の弟だと推測する。13年前、地上げに巻き込まれて高岡賢一は自殺。暴力団のフロント企業である中川建設は、高岡の死が土地取引の障害になるため隠ぺいしたいと考えた。その頃、自分の起こした交通事故で妻を死なせ、息子を全身麻痺にした男がいた。それが、建設作業員の内藤和敏(石黒賢)である。息子の入院費を工面できずに困っていた内藤に中川建設が近づく。中川建設は、自殺したのは高岡ではなく内藤であるかのように偽装。内藤は、戸籍乗っ取りで「高岡賢一」として生きていくことを決意したようだ。そして、この保険金詐欺により、姉の君江に3000万の保険金を受け取らせ、雄太の入院費にあてたようだ。おそらくこの保険金詐欺と戸籍乗っ取りのネタで、内藤は木下興業の戸部真樹夫(池田鉄洋)に脅迫されていたのだろうと思われた。戸部が高岡(すなわち内藤和敏)を殺害したのだろうか?戸部の行方は、今もって分からない。
多摩川で遺体の一部、胴体が発見され、胴体のDNAが「高岡」の左手首のものと一致した。だが、玲子は胴体が「高岡」のものではないと推理する。玲子は胴体がある人物のものだと推測するが、橋爪管理官(渡辺いっけい)に、なぜ胴体のDNAが左手首のものと一致したのかと詰め寄られる。「高岡」が実の息子のように面倒を見ていた三島耕介(濱田岳)も発見された胴体が高岡のものだと断言する。
玲子は監察医の國奥(津川雅彦)から、胴体と左手首のDNAが一致した原因を教えてもらい、苦しみながらも事件の真相に近づいていく。

キャスト

スタッフ

【原作】
誉田哲也

【脚本】
龍居由佳里

【企画】
成河広明

【プロデュース】
高丸雅隆
江森浩子

【演出】
佐藤祐市

【音楽】
林ゆうき

【制作著作】
共同テレビ

【制作】
フジテレビ

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