あらすじ
<第1回> <第2回> <第3回>

<第1回> 「出逢い」
 独身の中年刑事、堂島完三(明石家さんま)は妹の優子(深津絵里)と二人で暮らしている。優子は雑誌の編集者で、やはり結婚はまだ。完三は刑事を辞めようかと思っている。やめて、うどん屋でも始めようかと。そんな完三がいま一番気にかけているのは優子の結婚。優子には早く幸せになって欲しいと考えている。
 ある日のこと完三は、女子大生の自殺と偽装された殺人事件を担当することに。折りしも、その日は完三と優子の共通の知人、西原美羽(井川遙)の誕生日だった。西原財閥のお嬢様、美羽の誕生日は豪華な客船で行われることになっていた。
 パーティーには、高級フランス料理店『レーブ』がケータリングサービスに出向いていた。『レーブ』の新米コック見習いの片瀬涼(木村拓哉)は、不足した食材を船に届けに行くことになる。『八百善』で食材を入手した涼は、同店の車で船へと向かう。その途中、やはり車で船に向かう完三の車を追い越す涼。完三と涼は、自然に視線を交わす。すれ違っただけなのに、なぜかお互い強烈な印象を残す2人。そしてそれが、2人の運命の出会いだった・・・。
 船ではパーティーが始まる。優子が一人で部屋に残っていると涼がやってきた。二人は短い言葉を交わしただけでお互いを知らないまま別れる。これが、涼と優子の出会いだ。パーティーはダンスタイムになり、こっそり抜け出して厨房にやってきた美羽はそこに居合わせた涼と出会い・・・。
 その後船でおきたちょっとした騒ぎが完三と涼を再び引き合わすことに・・・。

<第2回> 「悪い男」
 堂島完三(明石家さんま)は、妹の優子(深津絵理)の見合いに付き添う。見合い相手、日下圭太(八嶋智人)と会ったのは、片瀬涼(木村拓哉)が勤めるフレンチレストラン。店のギャルソンの失態をきっかけに、完三と優子は涼と再会することになる。
 その後、優子の見合いはうまく進展し始める。完三は、そんな優子が結婚する前に腕にある火傷の跡を無くしてやりたいと思っていた。
 西原美羽(井川遥)の気持ちは涼に傾いていく。他に好きな人ができたことを柏木直哉(大澄賢也)に告白する美羽。だが、柏木は認めようとしない。
 優子は、行きつけの定食屋のおばさんから、最近いつも涼が綺麗な女の人と来ると聞く。店を出た優子は、涼がおばさんの話に上った女(柴咲コウ)と恋人同士のように歩いているのを目撃。美羽の気持ちを知っている優子は・・・。
 日ノ出警察署が担当する女子大生殺害事件に新たな動きが出た。被害者の元恋人で行方不明だった大熊啓吾(村田充)が任意同行されたのだ。だが、完三は大熊が犯人であることを疑う。

<第3回> 「裏切り」
 進展を見せない女子大生殺害事件。堂島完三(明石家さんま)は、容疑者として取り調べを受ける大熊啓吾は犯人ではないと言い切る。完三の頭の中には、犯人によって元に戻されたと思われるビデオの並び順が引っかかっていたのだ。
 西原美羽(井川遥)は、柏木直哉(大澄賢也)以外に好きな人が出来たと父、建造(鹿内孝)と母、京子(泉晶子)に打ち明ける。柏木との交際を辞めたいと言う美羽だが、建造は受け付けない。建造が去ったあと京子は美羽に、実は建造の会社がうまくいっていないのだと告げる。
 堂島優子(深津絵里)は、見合い相手の日下圭太(八嶋智人)との交際を続けていた。そんな時、優子は自分の雑誌で『レーブ』の取材をすることに。休業中の誰もいない店で取材の対応に出てきたのは涼(木村拓哉)だった。


戻る

バックナンバー
[第1-3回] [第4-6回] [第7-9回] [第10-11回]