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<第11回>「付き添いデート」
 咲に復縁を断られた洋平が、会社を欠勤。連絡もとれないので、咲は心配する。  そんな矢先、洋平が相談所に現れる。咲の実家へ行き、離婚のことを両親に謝ってきたという。
 由美の父親・弁護士の善次郎が相談所に乗り込んでくる。洋平に関するファックスを突きつけ、いい加減な相手を紹介した相談所を訴える、と憤慨する。
 洋平は男らしく名乗り出て、善次郎の誤解を解こうとする。そして、由美と真剣に交際している、と答える。
 洋平と由美のデートの日。咲も介添え役でついていくが、由美に洋平との関係をまだ言えないでいた。
 その日、咲はまずい人物にばったり会う。

<第12回>「困ったお姉さま」
 咲の付き添いで洋平と由美がデートしているところに、咲の結婚式に出席してくれた会社の先輩・時子が偶然やってくる。咲と洋平は自分たちがもと夫婦だと由美に知られないようあたふたする。
 翌日、由美が、父親が洋平に会いたがっている、と咲に相談にくる。ファックス事件で、洋平の潔さに好感を持ったという。
 咲は早速、その旨を洋平に伝える。洋平は困惑するが、由美と結婚を前提につき合っていると公言した以上、会わざるを得ない。
 薫子が再びギャンブルで大損、自分の負担分の家賃が払えなくなる。咲は自分がどんな思いをしてこのマンションを手に入れたか、涙で薫子に訴える。

<第13回>「前代未聞のミス」
 咲はギャンブルをやめられない薫子と大喧嘩。浜崎の店で酔いつぶれるが、薫子が迎えにきてくれて、仲直りする。
 薫子は月々の高いローン返済額を考えて、思いきってマンションを人に貸すことを咲に提案する。マンションには人知れず思い入れのあった咲だが、現実に目を向け、姉の意見を受け入れることに。
 数日後、浜崎が紹介してくれた不動産屋の社長・古居がマンションを見にくる。
 が、賃貸料の折り合いがつかず、商談は成立しない。
 住宅問題で頭を悩ます咲は、仕事に集中できなかった。
 そんなとき、咲は見合いの相手を取り違えるという前代未聞の不祥事を起こす。

<第14回>「順調な再婚話」
 住宅問題で悩む咲に、雅江が救いの手を差しのべる。空き家になっている離れの一軒家を格安で貸してくれるという。
 休日、古居の紹介で、客が咲のマンションを見にくる。なんとその客が洋平だったので、咲は驚く。不動産屋で偶然、物件情報を見たという。薫子が交渉を進め、洋平がマンションを借りることになるが、咲は複雑な気持ち。
 それからまもなく、咲と薫子は雅江の家の離れに引っ越す。雅江の夫は医師で、外国で医療活動を続けているという。
 一方、洋平はマンションに引っ越す。由美の父親との対面も無事終わり、再婚話は順調に進んでいるようだ。

<第15回>「取り替え見合い」
 咲が雅江の家の離れに引っ越してまもなく、雅江の息子で山岳写真家の大輔がふらりと帰ってくる。咲は大輔に馴染めないが、薫子は彼に好感を持つ。
 以前咲が取り違えたお見合いを、正式な相手でやり直すことになる。条件の合う二組だったが、いざ話してみると、それぞれ前の人に戻してほしいと言いだす。
 再び、見合いのやり直しが行われ、二組ともとんとん拍子にうまくいく。
 咲は洋平と由美が親密になるにつれて、心が不安定になる。もとの自分のマンションへなんとなく行ってみたりする。
 そんなある日、由美が思いつめた表情で咲に会いにくる。洋平の別れた妻に会わせてほしいという。

<第16回>「婚約者の秘密」
 咲は由美から、洋平の別れた妻に会わせてほしい、と頼まれる。洋平がまだ彼女に未練があるのではないか、と心配らしい。自分と洋平の関係を由美に話すべきではないか――咲は思い悩む。
 一方、洋平は、そのことはいずれ時期がきたら話す、と先延ばしにしていた。
 咲が世話をした伊原と裕子が婚約の報告にくる。咲は喜ぶが、その日の夜、裕子が初老の紳士ともめているのを目撃する。
 翌日、伊原と会った咲は、裕子が会社の上司と深刻な顔で話し込んでいたことを聞かされる。昨日の男性だと直感した咲は、裕子に単刀直入に聞く。裕子は家庭のある男性と四年間つきあっていたことを告白する。

<第17回>「消せない過去」
 家庭のある男性と不倫し、別れた裕子は、やり直すつもりで結婚相談所に入会したことを打ち明ける。伊原に全て話したいという裕子の気持ちをくんで、咲がまず伊原に事情を説明することに。
 咲から話を聞いた伊原は、相談所を訴える、と激怒する。咲はなんとか裕子に会ってもらうよう伊原を説得する。
 伊原が帰ってまもなく、由美の父親・善次郎が咲に会いにくる。最近由美が落ち込んでいる、と心配する。由美の悩みの原因がわかる咲は、自分に任せてほしい、と善次郎を慰める。
 翌日、咲は伊原と裕子を会わせる。自分の思いを正直に語り、伊原に謝罪する裕子に対して、伊原は・・・・・・。

<第18回>「妊娠疑惑騒動」
 自分の過去を正直に打ち明けた裕子に対して、伊原は彼女の全てを受け入れるといい、改めてプロポーズする。咲はほっと胸をなでおろす。
 その夜、食事中に咲が吐き気に襲われる。生理も遅れているというので、薫子は妊娠ではないかと疑う。
 咲は否定するが、不安になって翌日、薬局に妊娠検査薬を買いにいく。
 その帰り、咲は偶然洋平に会い、妊娠検査薬を見られてしまう。洋平は咲が窪塚とつき合っているものと誤解するが、咲はあえて何も言わなかった。
 検査の結果、咲は妊娠してないという判定が出る。
 克子が雅江に辞表を提出。咲が原因だといい、不満をぶちまける。

<第19回>「ショックな告白」
 克子が辞表のことで雅江と言い争っているとき、克子の娘がゼンソクの発作で倒れたという知らせが入る。克子は病院へ駆けつけるが、幸い病状はたいした事なかった。咲を誤解していたことがわかった克子は、辞表を撤回する。
 咲は病院できちんと検査を受け、妊娠していないことを確認する。
 家賃のことで洋平の部屋を訪ねた咲と由美が鉢合わせ。咲はその場を取り繕うが、浜崎との立ち話を由美に聞かれ、洋平と夫婦だったことを知られてしまう。
 飛び出した由美を洋平は追っていく。由美を愛している、と語った洋平の言葉に、咲はうろたえる。
 裕子が、妊娠した、と咲に打ち明ける。

<第20回>「一日限りの婚約」
 裕子が別れた不倫相手の子を妊娠。婚約者の伊原に事実を告げ、一人で産む決心をす る。
 成婚料まで納めていた裕子と伊原だが、別れることになり、咲に退会届を出す。
 そんなとき、由美も退会届を出す。咲が洋平を自分に押しつけ、恋に悩む自分を見て優越感に浸っていたのだろう、と怒りをあらわにする。
 自分は由美に幸せになってほしかっただけだ、と訴える咲。洋平は由美を愛している、と確信を持って告げる。
 咲への信頼を回復した由美は、退会届を撤回。自分と洋平を結婚させてほしい、と改めて咲に頼む。
 その夜、帰宅した咲の瞳から涙がこぼれ落ちる。


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