白と黒
本能
礼子が蔵へ行くと、ドレスとネックレスが用意されていた。聖人に言われるままそれを身につけた礼子は、椅子に座り、ポーズをとる。デッサンを始めた聖人が、自分のモデルでいる時は、自分だけのものでいてほしい、と礼子に迫る。聖人の誘いには決して乗らない、と礼子。なぜ章吾と結婚したのか、と聖人に問い詰められた礼子はふっと、聖人が事件さえ起こさなければ、自分たちにも未来はあった、とつぶやくのだった。
翌日、章吾は20億の契約の話を和臣に報告する。専有なら断われ、と和臣の返事はにべもなかった。
聖人の誘いで章吾がデッサンの見学に来る。真剣に向き合う礼子と聖人の姿に、章吾の胸はざわつく。
翌日、章吾は20億の契約の話を和臣に報告する。専有なら断われ、と和臣の返事はにべもなかった。
聖人の誘いで章吾がデッサンの見学に来る。真剣に向き合う礼子と聖人の姿に、章吾の胸はざわつく。