白と黒
月光
雨の山で礼子を助けた聖人が風邪をひく。礼子の婚約者として聖人に礼を言い、事務的に看病をする章吾。心が離れてしまった兄弟に、子どもの頃のような無邪気な笑顔は戻らない。
サリナの何気ない一言から、礼子は消えた章吾宛の手紙について、聖人に疑惑を抱く。またしても問題を起こした聖人に、章吾は逆上、ただちに家から追い出そうとする。そのとき、「手紙を盗ったのは、アタシ」とサリナが言いだす。
その夜、聖人は礼子に、手紙を盗んだのは、本当は自分だ、と打ち明ける。章吾と礼子の関係に嫉妬したという。信じようとしない礼子に、聖人はある連絡先が書かれたメモを手渡す。
サリナの何気ない一言から、礼子は消えた章吾宛の手紙について、聖人に疑惑を抱く。またしても問題を起こした聖人に、章吾は逆上、ただちに家から追い出そうとする。そのとき、「手紙を盗ったのは、アタシ」とサリナが言いだす。
その夜、聖人は礼子に、手紙を盗んだのは、本当は自分だ、と打ち明ける。章吾と礼子の関係に嫉妬したという。信じようとしない礼子に、聖人はある連絡先が書かれたメモを手渡す。