第7回 2004年8月22日(日)放送 あらすじ

闇雲

財前の為に偽証をした柳原は、よし江たちの窮状を知って良心を痛め、次第に憔悴していった。財前は、その柳原の懐柔に華子と見合いをさせる。
財前は、選挙戦と控訴審に明け暮れ、ますます疲弊していくが、選挙は不利の状態で、挽回するために、医局員の中から、反財前派の医局員を票取りの見返りとして工作する大学に飛ばす。その中に真実を知る者もいた。その事実を知って柳原はさらに苦しむが為す術がなく、華子との逢瀬に逃げ込んでいく。
控訴審の原告側証人に対する妨害。その中で、佐枝子は証言台に立ってほしいと君子を説得している。東は、財前のやり方に憤り、そんな佐枝子を応援する一方で、佐枝子の里見に対する愛情に親として煩悶する。
そしてついに証言台に立った君子の証言で、控訴審は財前に不利に傾くが、鵜飼は意に介さず、上告すればいいと自分の野望に繋がる学術会員選挙の票読みに忙しい。
里見は原告側の証人として協力しながら、財前の体調を気遣うが、財前はその忠告を聞き入れない。ケイ子は里見に財前を見捨てないでと懇願する・・・。
その財前のもとに関口弁護士が、庸平の標本を証拠保全として押収に現れる。
「里見のさしがねだ」と、怒る財前だったが・・・。

キャスト

田宮二郎 … 財前五郎(浪速大学第一外科助教授)
山本 学 … 里見脩二(同第一内科助教授)
中村伸郎 … 東 貞蔵(第一外科教授)
島田陽子 … 東 佐枝子(東教授の娘)
太地喜和子 … 花森ケイ子(財前五郎の愛人)
小沢栄太郎 … 鵜飼医学部長(第一内科教授)
曽我廼家明蝶 … 財前又一(財前産婦人科院長、財前の舅)
佐分利 信 … 船尾 悟(東都大学医学部教授)
金子信雄 … 岩田重吉(医師会会長)
加藤 嘉 … 大河内清作(病理学科教授)
河原崎長一郎 … 佃 友博(第一外科医局長)
高橋長英 … 柳原 弘(第一外科医局員)
中村玉緒 … 佐々木よし江(死亡した患者の妻、裁判の原告)
上村香子 … 里見三知代(里見の妻)
児玉 清 … 関口 仁(原告側弁護士)
米倉斉加年 … 菊川 昇(金沢大学教授)
生田悦子 … 財前杏子(財前の妻)
野村昭子 … 鵜飼典江(鵜飼の妻)

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