白い巨塔
闇雲
財前の為に偽証をした柳原は、よし江たちの窮状を知って良心を痛め、次第に憔悴していった。財前は、その柳原の懐柔に華子と見合いをさせる。
財前は、選挙戦と控訴審に明け暮れ、ますます疲弊していくが、選挙は不利の状態で、挽回するために、医局員の中から、反財前派の医局員を票取りの見返りとして工作する大学に飛ばす。その中に真実を知る者もいた。その事実を知って柳原はさらに苦しむが為す術がなく、華子との逢瀬に逃げ込んでいく。
控訴審の原告側証人に対する妨害。その中で、佐枝子は証言台に立ってほしいと君子を説得している。東は、財前のやり方に憤り、そんな佐枝子を応援する一方で、佐枝子の里見に対する愛情に親として煩悶する。
そしてついに証言台に立った君子の証言で、控訴審は財前に不利に傾くが、鵜飼は意に介さず、上告すればいいと自分の野望に繋がる学術会員選挙の票読みに忙しい。
里見は原告側の証人として協力しながら、財前の体調を気遣うが、財前はその忠告を聞き入れない。ケイ子は里見に財前を見捨てないでと懇願する・・・。
その財前のもとに関口弁護士が、庸平の標本を証拠保全として押収に現れる。
「里見のさしがねだ」と、怒る財前だったが・・・。
財前は、選挙戦と控訴審に明け暮れ、ますます疲弊していくが、選挙は不利の状態で、挽回するために、医局員の中から、反財前派の医局員を票取りの見返りとして工作する大学に飛ばす。その中に真実を知る者もいた。その事実を知って柳原はさらに苦しむが為す術がなく、華子との逢瀬に逃げ込んでいく。
控訴審の原告側証人に対する妨害。その中で、佐枝子は証言台に立ってほしいと君子を説得している。東は、財前のやり方に憤り、そんな佐枝子を応援する一方で、佐枝子の里見に対する愛情に親として煩悶する。
そしてついに証言台に立った君子の証言で、控訴審は財前に不利に傾くが、鵜飼は意に介さず、上告すればいいと自分の野望に繋がる学術会員選挙の票読みに忙しい。
里見は原告側の証人として協力しながら、財前の体調を気遣うが、財前はその忠告を聞き入れない。ケイ子は里見に財前を見捨てないでと懇願する・・・。
その財前のもとに関口弁護士が、庸平の標本を証拠保全として押収に現れる。
「里見のさしがねだ」と、怒る財前だったが・・・。