リ・フ・レ~私らしく、旅する~

2004年8月18日(水)放送 みどころ

台湾編

『高級烏龍茶の本場、台湾の茶藝館でお茶づくしを味わう』

東頂烏龍茶、文山包種茶、阿里山茶、東方美人など台湾には数多くの高級烏龍茶があります。これらは全て高山茶の銘柄で海抜1000m以上の山地で栽培される烏龍茶のことです。この高級な烏龍茶は、中国本土でも珍重される程のおいしさで、その理由は、日本統治時代にもたらされた高い焙煎技術と台湾人の研究熱心な気質とが合わさり生まれたものだそうです。現在でもその優位性は失われることなく、優良な茶葉を味わえるそうです。台湾に来たならば、最上級の烏龍茶を味合わなくてどうする? そんな茶三昧の今回のリフレです。

■ 台北郊外の茶所で自家製茶を味わう「鳥鉄茶園」
台北郊外、木柵周辺のことを猫空と呼ぶ。猫の額に似た地形だからなどの説がある。
ここは、木柵鐵観音や文山包種茶の産地。斜面には、茶畑が広がる。
そして、斜面を利用して建つ茶藝館が60軒以上もあり、昼間は景色を、
夜は夜景を楽しんだり、新鮮な空気を味わえる場所として、楽しめる行楽地。
ここで採れる木柵鉄観音の製造工手は非常に複雑。まる1日かけてじっくりと、
十二分に「殺青(さっせい)」をし、布に包んで「揉捻(じゅうねん)」をします。
次の日、じっくりコトコト、とろ火で乾燥させ、再び布に包んでまた「揉捻」。
こうして乾燥→揉捻→乾燥→揉捻の作業を繰り返し、三日目にやっと荒茶が完成。
手間隙かけて作り出された木柵鉄観音は、「揉捻」を繰り返したことによって、茶葉が半球状に硬くねじれているのが特徴。
その味わいは、焙煎特有のこんがりとした「たきぎ」のような香りの中から、蘭の花の金木犀の花にも似た芳香が立ち上ります。飲み干した後には、どっしりとした「余韻」が喉に響きます。

烏鉄茶園/ウーテツツァーイェン
住所 台北市文山区指南時38巷25号
TEL (02)2938-5442 0937ー820360
fax (02)2939-0353
料金 お茶づくり+テイスティング 500元(約1,600円)
営業時間 月-金14:00-24:00 土11:00-24:00
休業日 祝日


■ 市内の茶藝館で独創的な茶葉料理を楽しむ「竹里館」
閑静な住宅街の中にひっそりとある茶藝館。
門を抜け、庭園を通り店内にはいると木の香り漂う癒しの空間が現れます。
オーナーの黄さんは、台湾茶をこよなく愛し、台湾茶の研究家としても第一人者。
茶葉の研究でお茶の有効成分に着目した黄さんは、料理に応用することを考え茶葉料理を発案しました。
種類豊富な台湾茶に合わせて考案された茶葉料理も多種多彩。
「紅茶鳥丁」は、細切り鶏肉の紅茶葉炒め。 茶葉の甘味が上品に香ります。
「白毫蝦仁」は、高級茶葉 東方美人とエビを炒めたものであっさり風味。
などなど、他では味わえない台湾茶の神髄を味わえる店です。

竹里館(ジュウリーグァン)
住所 :台北市民生東路3段 113-6-15号
TEL (02)2715-1169、(02)2715-1170
fax (02)2715-1172
営業時間 :10:00-21:00 無休

メニュー
■プーアル耳東坡肉(プーアル茶風味で仕上げた豚の角煮)
320元(約1,000円)
■紅茶玉串(シイタケの甘辛揚げ)
320元(約1,000円)
■白毫蝦仁(東方美人風味で仕上げたエビの炒め物)
320元(約1,000円)
■包種鱈魚(包種茶のあんかけで食べる鱈の蒸し物)
420元(約1,350円)


<<曲>>
オープニング
アーティスト名:T.M.Revolution
アルバムタイトル:SPIDER-MAN2
曲番号:18
曲名:Web of Night(English Version)
ナンバー:SICP 603

本編
アーティスト名:Wang Leehom
アルバムタイトル:HEAR MY VOICE
曲番号:7
曲名:モノローグ
ナンバー:SICL 87

エンディング
アーティスト名:Wang Leehom
曲名:白紙

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