主に泣いてます
生まれ変わったらブスになりたい
紺野泉(菜々緒)は美しすぎて幸せになれない絶世の不幸美人。顔を合わせるすべての男が命がけで交際を迫ってくるため就職もできず、まともな生活も送れないでいる。そんな泉が運命を悲観し死を考えたとき、日本を代表する画家・美大教授の青山仁(風間トオル)に命を救われる。そして妻・由紀子、通称ゆっこ(安達祐実)がいると知りながら仁の愛人となり“Iの肖像”のモデルを務める日々を送る。妻ゆっこは泉が許せず、絵が売れて入ったお金は全て買い物などに使い果たし、泉には1円も渡さない。そんな彼女の生活をタニマチとして支えているのが、絵画教室の生徒ツンデレ中学生・緑川つね(草刈麻有)だ。向島一の料亭の娘であるつねは泉の境遇を理解し、何かと世話をやく。泉にとってそんなつねは唯一の友人。世間から身を隠しトラブルを避けるためのコスプレも全てつねに買ってもらったものだ。
そんなある日、仁がイタリアに行っている間の臨時講師として絵画教室に、天然パーマの美大生・赤松啓介(中丸雄一)がやってくる。つねにデッサンを教えないと仁から単位がもらえないのだ。そんな赤松が教室で目にしたのは、なんと“子泣きじじい!!”。「ほぎゃー」と泣く泉に赤松は驚くが、つねは「これはお前(赤松)のためだから」と言う。ふざけたコスプレを止めさせてつねにデッサンしてもらいたい赤松は、思わず、「自分は泉に惚れることはない。なぜなら、ゲイだから」と言ってしまう…。
そんなある日、仁がイタリアに行っている間の臨時講師として絵画教室に、天然パーマの美大生・赤松啓介(中丸雄一)がやってくる。つねにデッサンを教えないと仁から単位がもらえないのだ。そんな赤松が教室で目にしたのは、なんと“子泣きじじい!!”。「ほぎゃー」と泣く泉に赤松は驚くが、つねは「これはお前(赤松)のためだから」と言う。ふざけたコスプレを止めさせてつねにデッサンしてもらいたい赤松は、思わず、「自分は泉に惚れることはない。なぜなら、ゲイだから」と言ってしまう…。