第10回 2016年3月17日(木)放送 あらすじ

後悔してない 絶対逃げ切るよ

小田直美(広末涼子)と服部加奈子(内田有紀)の前に現れた刑事の鍋島(モロ師岡)は、加奈子を促すと、任意とはいえ、有無を言わせぬ威圧感で警察車両に乗せた。走り去る車を、直美はただ見送るしかない。そこへ服部陽子(吉田羊)が来て、警察に決定的な証拠となりうるマンションとATMの防犯カメラの映像を提出したこと、替え玉にした林竜輝(佐藤隆太)の存在を明かしたと告げる。加奈子は必ず自白するだろうと自信を見せる陽子に、直美は言葉を失った。
その後、直美は李朱美(高畑淳子)の元へ駆け込むと、頼れるのは李社長しかいない、自分たちを助けてくれ、と訴える。朱美は試すように、警察は服部達郎(佐藤隆太/二役)の死体をすぐに見つけるだろうと言った。直美は、ついにすべてを打ち明け、その上でもう一度助けてくれ、と頭を下げた。朱美は、そんな直美を凝視する。
同じ頃、加奈子は鍋島から厳しい取り調べを受けていた。陽子が直美に言った通り、警察は林を達郎の替え玉にしたことまでもつかんでいた。加奈子は黙り込むが、鍋島は二人の友情に付け込み、正直に話せば共犯者の直美にも情状酌量の余地があると仕掛けてくる。加奈子は心身ともに追い詰められ……。
一方の陽子は、林が身を潜めていたホテルを突き止め、対峙した林に直美と加奈子が殺人者であることを明かす。さらに、自分は味方だと主張し、今警察に知っていることをすべて話せば、林にとって有利な証言をして助けることができると持ち掛け、林を動揺させる。
直美と加奈子の最後の決断、それは本当の意味で二人を解き放つのか……。

キャスト

スタッフ

【原作】
奥田英朗「ナオミとカナコ」(幻冬舎刊)

【脚本】
浜田秀哉

【演出】
金井紘
葉山浩樹
品田俊介

【音楽】
ガブリエル・ロベルト

【プロデュース】
長部聡介
大木綾子

【制作】
フジテレビジョン

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