第6回 2005年2月15日(火)放送 あらすじ

#6 愛する人を失うという事

 進藤一生(江口洋介)らの治療で安定していた小島楓(松嶋菜々子)の婚約者、加賀裕樹(石黒賢)の容態が急変した。黒木春正(香川照之)たちスタッフは懸命に治療を開始した。進藤が心臓の異常を見つけると、日比谷学(小市慢太郎)は手術を指示。しかし、黒木は手術が出来ないと言う。手術に必要なPCPSという高度医療器具の修理が間に合っていないのだ。修理業者は夕方に来る予定だが、裕樹の状態はもはや修理を待っていられるものではなかった。動揺する楓の目の前で、進藤や黒木たちの必死の治療が続くのだが…。
 東都中央病院にも、通常電源が戻る。裕樹に付き添う楓に、進藤は声をかけられない。だが、患者が来ると、楓は治療に向かう。大友葉月(MEGUMI)や磯部望(京野ことみ)、須藤昌代(鷲尾真知子)たちは、そんな楓を心配する。
 河野和也(小栗旬)と佐倉亮太(大泉洋)の元には、新たなボランティアが加わる。若い男女なのだが、男は汚い仕事や辛い仕事に文句ばかり。あまりの身勝手さに、ついに和也は切れてしまう。佐倉の制止を振り切って、和也は男を殴ってしまった。そこに来た純介(川岡大次郎)に、ようやく和也は止められる。純介に制止された和也がふてくされていると、日比谷が来た。日比谷に問われ、和也はボランティアを殴った理由を話す。と、日比谷は、和也の理由を面白がる。そして、そんな和也が医者になっても良いんじゃないかと告げるのだった。
 一方、避難所にいる寺泉隼人(仲村トオル)は、テレビで自分の活躍が流れたことに気を良くしていた。東京以外で暮らす同級生たちに電話をかけ、物資の提供も呼びかける。だが、それも政治的立場で有利になろうとする思惑からだった。そんな時、またテレビクルーが取材に来た。寺泉は、滔々と避難所の現状を訴える。すると、被災者の1人が立ち上がり、なぜ今まで国は対策を取らなかったのか? 政府の対応は遅すぎると不満を述べる。次々と不平不満を寺泉にぶつけだす被災者たちに寺泉は…。

キャスト

進藤一生(38) … 江口洋介
小島 楓(30)  … 松嶋菜々子
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黒木春正(40) … 香川照之
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磯部 望(25) … 京野ことみ
河野和也(21) … 小栗 旬
佐倉亮太(28) … 大泉 洋
河野純介(26) … 川岡大次郎
大友葉月(23) … MEGUMI
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日比谷 学(35) … 小市慢太郎
須藤昌代(50) … 鷲尾真知子
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加賀裕樹(33) …  石黒 賢(特別出演)
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寺泉隼人(40) … 仲村トオル

スタッフ

■原作・脚本
 福田 靖
■企画
 和田 行
■プロデュース
 中島久美子
 増本 淳
■演出
 若松節朗
■音楽
 佐橋俊彦
■制作
 フジテレビ

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