大竹心（藤木直人）が、何も言わずに旅に出たのは、自分が強引に結婚の話を進めたからだ、と鴨田静（山口智子）は責任を感じていた。小島春太（阿部サダヲ）は、心は静との結婚にあたり、考えていることがあると言っていたから静に責任はない、と明かし、むしろ、自分が結婚について幻滅させるような話をしたからではないか、と謝罪する。静は、相手が帰ってくるかどうかもわからないようでは仕方がない、とウエディングの本の出版を断ることを決めた。
そんな静を見ていた葉山みやこ（水原希子）は、突然のことにも取り乱さず気丈に振る舞える静はかっこいい、と感心する。しかし付き合いの長い春太は、内心では取り乱しているだろうけれど、必死で持ちこたえようとしているのでは、と静の気持ちを察していた。みやこは、そんな憂いを含んだ春太の表情が妙に気になり…。
その頃、心は人知れず暗い洞窟の中にいた。真剣な表情で、奥へと進んで行く…。
翌日、春太は「リオ ボニート！」の糸山扶美（徳永えり）に電話をかけ、心の交友関係について聞いた。静のために、と必死になって心の行方を探す春太を見たみやこは、少し複雑な思いになる。
静が心配な春太は、静を夕食に誘うと、台所でみやこを含めた3人分の食事の用意を始める。そこへ、みやこ、静が帰ってきて…。