白い女から圭以の元に再び手紙が届き、圭以は白い女と会う。木の陰に身を隠した白い女は「悪魔は今もお嬢さまのすぐそばにいます」と圭以に警告する。
　そんな中、晴香に新しい縁談が持ち込まれる。龍村グループ全体に有意義な結婚話に、晴香は龍村家への恩返しのためにも承諾すべきかと迷う。
　圭以は反対するが、晴香は自分が結婚すれば、圭以も御田園との結婚に踏み切れる、圭以の重荷になりたくないのだと話す。生まれてからずっとお嬢さまのあなたに自分の気持ちは分からないという晴香の言葉に、ショックを受ける圭以—幸せに暮らしてきた二人の間に、初めての亀裂が入る。
　さらに、圭以と晴香を引き裂く依子と影山の企みも着々と仕組まれていた。
　一方、白い女の手がかりを求めて、弓月は白い女の母、安原浅子に教えられた病院を訪ねる。そこへ思わぬ人が現れ…。