健康で文化的な最低限度の生活
頑張るシングルマザーの孤独
1年前に夫のDVが原因で離婚し、以来、生活保護を受けている岩佐朋美(安達祐実)が、七条(山田裕貴)を訪ねて窓口へやって来る。朋美は6歳になる娘の育児をしながら求職活動にも積極的で、七条は朋美に、同じく女手一つで自分を育ててくれた母の姿を重ね、熱心に求職活動を勧める。一方、朋美の面談中に娘の咲(吉澤梨里花)と遊んでいたえみる(吉岡里帆)は、咲の異変に気付き、朋美が咲をストレスのはけ口にしているのではないかと疑う。すぐに七条に相談するが、朋美びいきの七条は「あの人なら大丈夫」と、まともに取り合おうとしない。
しばらくして、求職活動の状況を確認しようと七条が連絡すると、朋美から「面接を受けた会社に採用された」とうれしい報告が。まるで自分のことのように大喜びする七条だったが、なぜかその日を境に、朋美と連絡がつかなくなってしまう。さらに、街中で七条が声をかけると朋美は慌てて逃げ出し、その真意が分からない七条は頭を抱える。
七条の上司・京極(田中圭)は、これ以上連絡が取れないなら、朋美の生活保護打ち切りを検討するよう指示する。するとそこへ朋美の妹がやってきて、就労が決まったという朋美の話がうそだったことが判明。仕事でのつまずき、夫のDV、生活保護を受けている負い目…同年代の生き生きした女性たちと自分の人生を比べ、追い詰められていた朋美は、とっさにうそをついてしまったのだ。七条は、そんな朋美の精神状態を心配しつつも、今まで通り「負けないでほしい」「頑張ってほしい」と励ましの言葉をかける。朋美もやる気を見せるが、その表情から、えみるは、このままでは朋美が壊れてしまうのではと心配する。そして、就労に向けて再び話を進めようとする七条と言い争いになり……。
一方、娘からの手紙で、別れた妻が亡くなったことを知った阿久沢(遠藤憲一)は仕事に身が入らない。ようやく借金を返し終わり、人生を再スタートさせた矢先の悲しい知らせ……、阿久沢にさらなる人生の転機が訪れようとしていた。
しばらくして、求職活動の状況を確認しようと七条が連絡すると、朋美から「面接を受けた会社に採用された」とうれしい報告が。まるで自分のことのように大喜びする七条だったが、なぜかその日を境に、朋美と連絡がつかなくなってしまう。さらに、街中で七条が声をかけると朋美は慌てて逃げ出し、その真意が分からない七条は頭を抱える。
七条の上司・京極(田中圭)は、これ以上連絡が取れないなら、朋美の生活保護打ち切りを検討するよう指示する。するとそこへ朋美の妹がやってきて、就労が決まったという朋美の話がうそだったことが判明。仕事でのつまずき、夫のDV、生活保護を受けている負い目…同年代の生き生きした女性たちと自分の人生を比べ、追い詰められていた朋美は、とっさにうそをついてしまったのだ。七条は、そんな朋美の精神状態を心配しつつも、今まで通り「負けないでほしい」「頑張ってほしい」と励ましの言葉をかける。朋美もやる気を見せるが、その表情から、えみるは、このままでは朋美が壊れてしまうのではと心配する。そして、就労に向けて再び話を進めようとする七条と言い争いになり……。
一方、娘からの手紙で、別れた妻が亡くなったことを知った阿久沢(遠藤憲一)は仕事に身が入らない。ようやく借金を返し終わり、人生を再スタートさせた矢先の悲しい知らせ……、阿久沢にさらなる人生の転機が訪れようとしていた。