第8回 2010年12月2日(木)放送 あらすじ

朝田復活!奇跡の手術!右手に託された命の約束…先生僕を助けて!

 朝田龍太郎(坂口憲二)の手の震えは、PTSD(心的外傷後ストレス障害)であると診断される。屋上から転落した事故によって過去のなんらかのトラウマが蘇ってきたのでは、と医師に言われ、思い当たることがある朝田。
 メスが握れなくなっていることをチームのメンバーに知られまいと、ひとり黙々とリハビリを続ける朝田だったが、症状はまるで好転の兆しを見せない。しかも、診察を受けに行った病院にたまたま黒木(遠藤憲一)が居合わせ、脳外科から出てきた朝田の姿を目撃していた。何かを察知したらしい黒木は、そのことを荒瀬(阿部サダヲ)に伝える。さらに荒瀬は「最近の黒木のカテーテルはミスが多い」と黒木の助手たちが話しているのを小耳に挟み、胸の中に不安が広がっていくのを感じるのだった。
 一方、藤吉(佐々木蔵之介)は心筋幹細胞の研究が大詰めを迎え、研究室に缶詰の状態になっていた。加藤(稲森いずみ)は、この研究が前進すれば、現在はドナーが出るのを待って心臓移植を行うしかない徹(今井悠貴)のような患者にも希望の光が見える、と励ます。朝田や、伊集院(小池徹平)たちの励ましの甲斐あって、最近体調が良くなってきた徹。体重も2キロ増えたとうれしそうに母に告げるが、なぜかよく咳こむようになっていた。
 同じころ、医局では冬実(谷村美月)が医学書を読んでいた。たまたま後ろを通りかかった響(初音映莉子)がちらりと見ると、「症状の進行による心不全の症状」とあり、続いて“肺うっ血による咳”“肺水腫による体重の増加”などの記載があった…。
 ほどなく、小康状態を保っていたかのように見えた徹の容態が急変する。移植もできず、さりとて人工心臓も使えないという八方ふさがりの状況で、やむを得ず徹のオペに踏み切るチームドラゴン。しかし、朝田の手の震えはいまだおさまらず、執刀できる状態にはほど遠い。そんな絶体絶命の状態の中、手術が始まる…。

キャスト

朝田龍太郎:坂口憲二
加藤 晶:稲森いずみ
伊集院登:小池徹平
荒瀬門次:阿部サダヲ
真柄冬実:谷村美月
木原毅彦:池田鉄洋
      ・
黒木慶次郎:遠藤憲一
藤吉圭介:佐々木蔵之介
鬼頭笙子:夏木マリ
野口賢雄:岸部一徳

ほか

スタッフ

■原作
 乃木坂太郎

(原案)
 永井明

(取材協力)
 吉沼美恵

 「医龍 ~Team Medical Dragon~」
 <小学館刊「ビッグコミックスペリオール」連載中> 

■脚本
 林 宏司

■演出
 水田成英
 葉山裕記

■企画
 長部聡介

■プロデュース
 渡辺恒也(『ユンゲル』)

■音楽
 澤野浩之
 河野 伸

■制作
 フジテレビ ドラマ制作センター

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