第3回 2010年10月28日(木)放送 あらすじ

裏切りの公開手術! 起死回生をかけてチームドラゴンが難手術に挑む

 明真ではカテーテルが治療の主流となりつつあり、カテーテル医が急増。伊集院登(小池徹平)や木原毅彦(池田鉄洋)ら外科医が、内科医に代わって当直まで引き受けなくてはならない状況になっていた。胸部心臓外科の手術予定表も空白ばかり。そんな状況を目の当たりにして、加藤晶(稲森いずみ)は焦りを隠せない。
 ある日、鬼頭学長(夏木マリ)に呼び出された加藤は、医療版ミュシュランとも言われるIMA取得のため、世界の心臓外科医トップ5を招いてライブデモンストレーションを行うことを告げられる。挽回のチャンスとばかりに朝田龍太郎(坂口憲二)にオペをさせると言う加藤だが、野口賢雄(岸部一徳)にオペを行うのは黒木慶次郎(遠藤憲一)だと遮られてしまう。エレベーターで居合わせた朝田と黒木。黒木になぜ明真に戻ってきたかと問われた朝田は仲間に呼ばれたからと答えた。黒木はその答えに失笑、それが弱さになると告げて去って行く。
 加藤がライブデモンストレーションをチームドラゴンで行えるよう、難しい症例の患者を探して各病院に連絡をしている頃、伊集院が以前診察した15歳の少女・山内遥(金澤美穂)が大動脈弁置換のオペが必要なことがわかった。カテーテルでは不可能なそのオペを、加藤は最高難度のロス手術で行い、それをライブデモンストレーションするよう鬼頭に直訴。鬼頭もそれを承諾した。怒りを露わにする野口と黒木。
 俄然、張り切りだした加藤は遥と遥の母にオペ内容を説明。難易度は高いが朝田が同じオペを何度も成功させていることを告げるが、遥は不安を隠せない。さらに加藤は、アメリカから優秀なオペ看・北川響(初音映莉子)を招き、病気からの復帰後は黒木のオペに入っていた荒瀬門次(阿部サダヲ)も呼び戻し、着々とオペの準備をすすめて行く。野口や黒木は密かに遥のオペに代わる、ライブデモンストレーションにふさわしい患者を探していた。
 遥の病室を訪ねた朝田と藤吉圭介(佐々木蔵之介)。すると、遥は自分のオペの模様がカメラで映され、多くの人にさらされることに戸惑っていることを告げた。それを聞いた朝田は、ライブデモンストレーションに循環器学会やテレビカメラまで手配している加藤に、遥の意思を尊重すべきだと訴えるもまったく耳を貸さない。そして加藤はライブデモンストレーションを承諾しなければ別の医師が執刀することになると、半ば強引に遥の同意を得た。
 オペ前日、術前の診察を行う朝田、伊集院、荒瀬。戸惑いを拭いきれない遥に、ベストを尽くすことを約束する朝田。遥の気持ちをよそに、鬼頭はもちろん伊集院や木原ら外科医たちも大手術を前に盛り上がりを見せていた…。

キャスト

朝田龍太郎:坂口憲二
加藤 晶:稲森いずみ
伊集院 登:小池徹平
荒瀬門次:阿部サダヲ
真柄冬実:谷村美月
木原毅彦:池田鉄洋
      ・
黒木慶次郎:遠藤憲一
藤吉圭介:佐々木蔵之介
鬼頭笙子:夏木マリ
野口賢雄:岸部一徳

ほか

スタッフ

■原作
 乃木坂太郎

(原案)
 永井 明

(取材協力)
 吉沼美恵
 
 「医龍 ~Team Medical Dragon~」 
 <小学館刊「ビッグコミックスペリオール」連載中> 

■脚本
 林 宏司

■演出
 水田成英
 葉山裕記 

■企画
 長部聡介

■プロデュース
 渡辺恒也(『ユンゲル』)

■音楽
 澤野浩之
 河野 伸

■制作
 フジテレビ ドラマ制作センター

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