第8回 2006年6月1日(木)放送 あらすじ

奇跡を起こす医師

 朝田龍太郎(坂口憲二)はバチスタチームに加える臨床工学士と会うホテルに出向き、そこで、霧島軍司(北村一輝)と偶然再会。霧島もまた、誰かと待ち合わせのようだった。
 明真大学付属病院の教授会では、野口教授(岸部一徳)の退官に伴う次期教授選の骨子が発表された。選挙とは名ばかりで、後任教授は野口の指名によって、ほぼ決定する。本来なら加藤晶(稲森いずみ)で決定のはずだったが、先だってのバチスタ手術をめぐる失態で、彼女は指名されないだろうという噂が医局内に流れていた。
 教授会が終わる頃、野口の反対派・祖父江教授(清水紘治)が、ペースメーカー不良問題など、不祥事が続く大学病院の制度をこの機に見直すべきだと発言。それに対して、野口は次の教授会で改革案を提出すると言う。
 一方、伊集院登(小池徹平)は荒瀬門次(阿部サダヲ)がバチスタチームに加わることに反対。製薬会社から金をもらって、患者を実験台にした論文を書いた男など、入れるべきではないと藤吉圭介(佐々木蔵之介)に提言していた。そこへ、吸引麻酔薬でふらついた荒瀬が現れる。見かねた藤吉は伊集院に、荒瀬を家まで送っていくよう頼んだ。だが、荒瀬は家には帰ろうとせず、伊集院を連れて、行きつけのバーに入り伊集院にもお酒勧める。そこにはバーテンダーの山口香(奥菜恵)という女性がいて…。
 朝田は鬼頭教授(夏木マリ)から、救命救急部に移る気はもうないのかと聞かれた。教授会で突き上げられた野口はバチスタチームを切らざるを得ず、胸部心臓外科に朝田の居場所はないのではというのだ。さらに、彼女は荒瀬が論文がらみのバチスタ手術に加わることはないと断言。だが、朝田は自分とオペをすれば、チームに加わる気になるとつぶやいた。
 同じ頃、バチスタ手術成功の新聞記事を持った夫婦が、北日本大学の霧島を訪ねてきた。その夫婦には拡張型心筋症の息子がいて、移植しか助かる道はないと言われたが、日本では15歳未満の子供の臓器提供は認められていない。海外に行くにも莫大な費用がかかるため、霧島にバチスタ手術を依頼しに来たという…。

キャスト

坂口憲二
稲森いずみ
小池徹平
北村一輝
阿部サダヲ
水川あさみ
池田鉄洋
佐々木蔵之介
夏木マリ
岸部一徳

ほか

スタッフ

■原作
 乃木坂太郎
 『医龍~Team Medical Dragon~』
 原案/永井 明 取材協力/吉沼美恵
 (小学館刊 「ビッグコミックスペリオール」連載中)

■脚本
 林 宏司

■プロデュース
 長部聡介
 東 康之

■演出
 水田成英

■音楽
 河野 伸
 澤野弘之

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

バックナンバー