第4回 2006年5月4日(木)放送 あらすじ

教授が患者を殺す

 朝田龍太郎(坂口憲二)と伊集院登(小池徹平)が当直をしていると、不整脈を起こした患者が運ばれてくる。彼はCDショップの出口の万引き防止ゲートを通過しようとしたところで、突然うずくまったのだった。朝田らの処置で事なきを得るが、そこへ新たに2人の患者が不整脈で運ばれてきた。朝田らは一晩に3人も不整脈の患者が運ばれてきたことを不審に思う。診察の結果、一人は連日遅くまでの中間テスト勉強、一人は長時間の麻雀、そして一人は長期のイタリア旅行による疲労が原因と思われた。3人とも心疾患があり、心臓にペースメーカーを入れていたが、いずれも明真大学付属病院及び、系列病院で使われている同じ会社の最新機種。機種の故障等の報告はなかった。やがて、運ばれた患者のうち2人は容態が安定し退院するが、はじめに運ばれた男だけは脈が安定せず、入院することに。
 加藤晶(稲森いずみ)は、野口教授(岸部一徳)の教授室に呼ばれていた。朝田が藤吉圭介(佐々木蔵之介)の娘のオペを行わなかったこと、そして先だっての弓部大動脈置換手術にライバル校・北日本大学助教授の霧島軍司(北村一輝)が執刀し、短い心停止時間で成功させたことについて問いただされていた。やはりバチスタは荷が重いのでは、と嫌味を言う野口に対して加藤は、一カ月以内にバチスタ患者を見つけ出し、野口を大学総長にする、と宣言するのだった。
 そして加藤は、弓部大動脈置換手術の件で霧島に事情を聞いた。霧島は、患者の容態が急変したため北日本大学に運ばれ、やむを得ず自分が執刀したというが、その表情は冷たく…。
 伊集院は相変わらず、自分がバチスタチームに入るべきか、悩んでいた。看護師の里原ミキ(水川あさみ)に励まされたり、助手の木原毅彦(池田鉄洋)にはやめるよう忠告されたり。しかし、不整脈で入院した患者のそばで話を聞くうちに…。
 同じ頃、救命救急部教授の鬼頭笙子(夏木マリ)は、朝田に年俸を提示していた。朝田を救命救急に呼ぼうというのだ。その提示額を黙って聞く朝田にはある考えがあった。
 そして朝田は、過去のいくつかのカルテを見ているうち、多くの「心不全」「再入院」の文字を見つけ出す。さらに調べていくと朝田はあることに気がつく。

キャスト

坂口憲二
稲森いずみ
小池徹平
北村一輝
阿部サダヲ
水川あさみ
池田鉄洋
佐々木蔵之介
夏木マリ
岸部一徳

ほか

スタッフ

■原作
 乃木坂太郎
 『医龍~Team Medical Dragon~』
 原案/永井 明 取材協力/吉沼美恵
 (小学館刊 「ビッグコミックスペリオール」連載中)

■脚本
 林 宏司

■プロデュース
 長部聡介
 東 康之

■演出
 水田成英

■音楽
 河野 伸
 澤野弘之

■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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