第1回 2016年4月2日(土)放送 あらすじ

隣に引っ越してきた男。善意の殺人者!?

『無罪判決』
東京地裁の法廷。被告人席に立つ武内真伍(ユースケ・サンタマリア)。武内は一家3人殺害事件の被疑者として裁判にかけられた。凶悪な事件、有罪になれば死刑は免れない。しかし、武内に下された判決は――――『無罪』だった。

『引っ越してきた狂気』
それから2年、閑静な住宅街へと引っ越してきた武内。その庭で、隣に住む梶間雪見(優香)と出会う。満面の笑顔で雪見にあいさつをする武内。しかし雪見は、何とも言えない違和感を抱く。雪見が暮らす梶間家は、義理の父母・勲(伊武雅刀)と尋恵(朝加真由美)、夫の俊郎(大倉孝二)と娘・まどか(庄野凛)、そして尋恵が介護している勲の母の6人暮らし。俊郎が失業中ということを除けば、ごく平凡な一家。しかし、この梶間家と武内との間には、深い因縁があった。引っ越してきた夜。武内は梶間家にあいさつに向かう。「お近づきのしるしに」と、肉にそばに果物と、過剰ともいえる手土産を渡す武内。心からの笑顔を向ける武内だったが、雪見や尋恵は、あっけにとられてしまう。そこへ、仕事を終えた勲が帰宅する。お互いの顔を見つめたまま固まる武内と勲。実は勲こそが、武内に無罪判決を言い渡した当時の裁判長。武内にとっては、感謝してもしきれない命の恩人だった。

『変わり始める梶間家』
その日から武内は、親しげに梶間家へ出入りするようになる。尋恵や俊郎はすぐに心を開くが、雪見は武内に得体のしれない恐怖を感じる。そんな雪見の前に、新聞記者と名乗る謎の男(佐藤隆太)が現れる。「武内は無罪なんかじゃない。あなたの義父は間違いを犯した!」その言葉に、雪見は絶句する。
そして武内は、義母の介護に追われる尋恵に、救いの手を差し伸べる――――。

キャスト

スタッフ

【原作】
雫井脩介「火の粉」(幻冬舎文庫)

【脚本】
香坂隆史

【企画】
横田誠(東海テレビ)

【プロデュース】
市野直親(東海テレビ)
高橋史典(ケイファクトリー)

【演出】
森雅弘

【音楽】
兼松衆
大間々昴

【制作・著作】
ケイファクトリー

【制作】
東海テレビ

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