白衣のなみだ
数日撮影に行く、と結婚以来ずっと続けてきた交換日記に書き残して、出て行ってしまった良介(永井大)。滴(水野美紀)は、自らの余命について、そこに書き綴ろうとするのだが…。
翌朝、滴が担当する末期がんの患者・野上(土屋裕一)の容体が急変する。妻の出産が近づく彼に、蘇生措置を施す滴。赤ちゃんに会いたくないのかと叫ぶと、彼の心臓は再び動き出す。
一方、がん治療のため、身ごもった赤ちゃんを諦めた患者・菜月(映美くらら)。彼女の失意に触れた滴は、患者を巡るそれぞれの“命”に、自らの境遇を重ね合わせ…。
滴が深夜に、誰もいない検査室で自らの胸を調べると、腫瘍はそこに依然として居座っていた。子供を産むことが出来たら、奇跡が起こって全てがよくなる…。そう信じたい滴だった。
翌朝、滴が担当する末期がんの患者・野上(土屋裕一)の容体が急変する。妻の出産が近づく彼に、蘇生措置を施す滴。赤ちゃんに会いたくないのかと叫ぶと、彼の心臓は再び動き出す。
一方、がん治療のため、身ごもった赤ちゃんを諦めた患者・菜月(映美くらら)。彼女の失意に触れた滴は、患者を巡るそれぞれの“命”に、自らの境遇を重ね合わせ…。
滴が深夜に、誰もいない検査室で自らの胸を調べると、腫瘍はそこに依然として居座っていた。子供を産むことが出来たら、奇跡が起こって全てがよくなる…。そう信じたい滴だった。