白衣のなみだ
1985年。湘南にある総合病院で内科医として働く38歳の百田滴(水野美紀)は、激務の日々を過ごしていた。医師としての仕事に一心不乱に打ち込み、家事はカメラマンの夫・良介(永井大)に任せっぱなしで、良介は専業主夫状態。そして、二人の間にまだ子供はいなかった。そのことを滴は、良介の母・路代(岩本多代)から快く思われておらず…。
滴には辛く悲しい過去があった。14年前、乳がんを患い、右の乳房を完全に切除していたのだ。しかも、当時の医師から再発の可能性も少なくないと言われていて、その言葉が今も滴に重くのしかかっていた。
しかも、今の滴にはもう一つ、大きな悩みがあった。大学の医局から戻って来ないかと誘われているのだった。このまま、地域医療に従事するか、大学病院に戻って先端医療を学ぶか…。そんな中、彼女の担当患者・安藤(山本陽子)の容体が急変し…。
滴には辛く悲しい過去があった。14年前、乳がんを患い、右の乳房を完全に切除していたのだ。しかも、当時の医師から再発の可能性も少なくないと言われていて、その言葉が今も滴に重くのしかかっていた。
しかも、今の滴にはもう一つ、大きな悩みがあった。大学の医局から戻って来ないかと誘われているのだった。このまま、地域医療に従事するか、大学病院に戻って先端医療を学ぶか…。そんな中、彼女の担当患者・安藤(山本陽子)の容体が急変し…。