白血病の少年の死をきっかけに、生きる意味をもう一度、自問自答する滴（水野美紀）。乳がんの治療をせず、出産することを決意する。良介（永井大）から、子どもが生まれたら、年に一度同じ桜の木の下で親子3人仲良く写真を撮ろうと言われた滴は、笑顔で応えるが…。
滴は同僚の置田（長谷川朝晴）から、良介にカメラマンとしての仕事の依頼があったと聞かされる。しかし良介からそんな話はなく、滴は疑問に思う。
そんな中、滴が重病の少年・三千男（新田海統）の病室に来ると、彼が中にバリケードを作り、立てこもっていた。友人の少年の死で、それだけのショックを受けていたのだと知った滴は、中の彼に優しく語りかける。