海に落ちたサヤ（遠藤璃菜）を助けたのは従兄の通（河相我聞）だった。運び込まれたのは港町の診療所。そこにいたのは医者になった良介（永井大）で…。
意識のないサヤ。ハナ（平山あや）と加地（和田聰宏）は、点滴の管につながれ診療台に横たわるサヤを見守る。
さらに診療所に近い道路で土砂崩れがあり、救急車は近づけなく、悪天候で船も出せない。そんな中、サヤの血圧が下がり始め、呼吸をしなくなる。動転するハナ。一刻の猶予も許されない。医者を辞めようとしていた加地だったが、小さな命を目の前に手術を決意する。
輸血を申し出たハナ。良介に処置を施してもらう中、ふと壁に掛けられた滴（水野美紀）の写真に気付く。蘇る8年前の思い出。「大丈夫。だって、あなたには…」滴の言葉を思い出したハナは…。
滴から紡がれた命の物語。第二部「慈命」、堂々の完結編！