病院の清掃員を続けることができたハナ（平山あや）。もし、解雇されていれば、お先は真っ暗だった。心の底から、安堵するが、それが貴之（南圭介）のとりなしのおかげだったとは知る由もなかった。一方、なぜかハナたちに肩入れする貴之に、加地（和田聰宏）は何となく、その裏を感じていて…。
これまで通り、サヤ（遠藤璃菜）と二人慎ましく生きて行こう…。そう思うハナの前に、招かれざる客が。いとこ・通（河相我聞）が4年ぶりに現れたのだった。病院までやってきた通は、ハナたちの生活が苦しいのを知りながら、金を無心してくる。とりあえず、その場は追い返すものの、通のハ虫類のような目にハナは不安を覚える。
何かとハナに近付く加地のことを不快に感じる貴之。佐智（水野久美）の病状は楽観できない状態だったが、担当医の加地はそれを佐智に隠すことなく伝える。佐智は彼の裏表のない態度に好感を抱くが、そのことでさらに貴之の不快感が増していくことに。
その夜、ハナが帰宅するとサヤが元気よく駆け寄って来る。が、玄関にある男性用の靴を見つけたハナは呆然とする。そこには通がいて……。